元テレビ朝日の玉川徹氏が10日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、自民党の鶴保庸介参院議員が、「運のいいことに、能登で地震があった」と発言したことに、「自爆テロ」と表現した。
この日は鶴保議員が和歌山県での応援演説で「運のいいことに能登で地震があった」「緊急避難的にですけども、金沢にいても輪島の住民票が取れるようになっていったんですよ」などと発言。自民党は厳重注意処分を行った。
これに玉川氏は「昨日の会見で、思った発言ではないと鶴保議員は仰っているんですけど、例えば、『運のいいことに能登で地震があったでしょ』だけなら、和歌山で演説されているんで、和歌山になかったことをそう言っているのかなって、最初は思ったんですけど、その後、『政策を進めるチャンスになった』と言っているから、思った発言ではない、じゃなく、思った発言だったんです。それは否定できないと思う」と指摘。
今回の発言が、和歌山の改選議員の応援演説であったことから「こういうことを言うと、むしろ自爆テロみたいなもんですよ。選挙的には」ともコメントも。自民党の処分にも「厳重注意でいいと。党の内規ではそうなんでしょうけど、厳重注意で終わらせるのかよ、となっちゃうから。それでいいですよ、党としては。でも、どんどん悪循環に入っている。悪循環はどこかで断ち切らないといけないが、まだ続くんじゃないですか。自民党にとって逆風になると思う」と話した。
羽鳥アナは「選挙は選挙で置いておいて、ちょっとひどい。かなり重い発言だなって思います」というと、玉川氏は「だから、本当に思ってたんだなって思っちゃいます」とも話していた。