長崎市は、自分で調理したフグの肝を食べた男性が嘔吐や舌のしびれなどを訴え入院したと発表しました。
市は、フグを自分で調理して食べないよう呼びかけています。
フグの毒「テトロドトキシン」による食中毒とみられる症状を訴えたのは、長崎市内の40代の男性です。
長崎市生活衛生課によりますと、男性は先月28日、知人が釣ったフグをもらい、自宅で調理し、肝の部分を食べました。
約3時間後に 嘔吐や舌のしびれなどの症状が出て、市内の医療機関に救急搬送されました。
男性は「無毒のフグと思って食べた」と話しているということです。
男性以外にもこのフグを食べた人がいましたが、肝は食べておらず、ほかに食中毒になった人はいないということです。
市は「素人には毒の有無の見分けは難しく危険なので、自分で調理して食べるのはやめるように」と注意を呼びかけています。