オシャレで新しい飲食店も良いですが、昔ながらのお店に名物を食べに行く、なんてのも楽しいですよね。筆者の友人A子さんは、美味しいものを食べたかっただけなのですが……。そんな彼女のまさかの体験談をお聞きしました。
A子さんは美味しいものを食べるのが大好きで、最近ハマっているのはラーメン！ 彼氏とラーメン巡りをするのが大好きで、デートの度に有名店などを調べて行っていました。
ある日、ずっと気になっていた古いラーメン屋さんに行くことにしました。店内はガラガラで、正直かなり汚くて、床はべたべた。
「こういう雰囲気のところが、実はめっちゃ美味しかったりするんだよなぁ」「穴場っぽいよね。美味しかったら行きつけにしよう！」
なんて話をしながら、彼氏と楽しみにしていたのです。ところが……
届いたラーメン二つは、かなりぬるいものでした。茹でた麺を一度水でシメたのか？ と思うような温度で、正直かなり微妙だったのです。
そうして食べ進めていくと、A子さんの箸が止まりました。なんとA子さんの丼から、髪の毛が出てきたのです。
どうしようかと思っていると、彼氏が店員を呼んで伝えてくれることになりました。すぐに店長が来たのですが、A子さんの丼を見てとんでもない発言を……
「でも、かなり食べてますよね？」「髪の毛入ってるって、そんだけ食べた後に言われてもねぇ……」
そう言うと、大きなため息までついたのです。まるでこちらが意図的に入れたかのように言われてしまい、腹が立った彼氏が、
「もう結構です！ お会計で」
と箸を置いて、そのままラーメンを残して出ることになりました。会計でも店長は淡々と作業し、割引などはもちろんありません。さらに、店を出る直前に「あざした～」と、やる気のない挨拶をされてビックリ。
最後まで一言も謝ることなく、お客さんのせいにするのはいかがなものでしょうか？ 二度と行かないと思ったし、お店がガラガラだったのも納得です。
異物混入はもちろん気を付けていると思いますが、人の手で作っている以上、絶対に入らないとは言い切れませんよね。それでも心を込めた謝罪があれば、お店に対する評価もかなり変わるのではないでしょうか？ お客さんを大事にしないお店には、二度と行かなくて正解だと思います。
【体験者：30代・会社員、回答時期：2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：Yuki.K飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。