兵庫県の斎藤元彦知事は、自身の内部告発問題で前総務部長が告発者の私的情報の漏えいを県の第三者委員会に認定された責任を取り、給与カットの割合を現行の30%から、3か月間20%分引き上げ、50%とする方針を決めた。
県関係者が3日、明らかにした。同日開会の県議会に条例改正案を提案する。
改正案では、服部洋平副知事も給与カット率を3か月間、現行の15%から25%に引き上げる。知事、副知事ともに7~9月分の給与が対象となる。
第三者委は5月、井ノ本知明・前総務部長が告発者の前県西播磨県民局長(昨年7月に死亡)の公用パソコンに保存されていた私的情報を県議3人に漏えいしたと認定した。