小泉進次郎農水相 猗蓄米バズーカ瓩妊侫ーバー状態も… 真の評価は「味次第」か

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

随意契約により売り渡された備蓄米が店頭に並び始めた。1日、都内では「イオンスタイル品川シーサイド」と「MEGAドン・キホーテ大森山王店」でそれぞれ販売開始。小泉進次郎農相がさっそく視察に繰り出した。宣言通り6月初旬に5キロ2000円での販売となったことで小泉氏の評価が高まっているが、フィーバーの行方は味次第となりそうだ。
イオンの店舗では午前8時から販売が開始され、約850人が並んだ。用意されたのは6200袋で午前4時から並んだ人もいたという。
食品売り場のある地下1階にエスカレーターで降りると、すぐ目の前に大量のコメが積まれていた。「国産備蓄米5キロ」が1980円(税込み2138円)でパッケージはイラストなどはなく簡素なもの。この備蓄米は2022年度産の古古米だという。「転売を目的としたご購入はご遠慮ください」として各家族1点のみの限定販売だった。多くの人が次々に買っていった。
6月初旬から備蓄米5キロ2000円で売り出すことを目指していた小泉氏は自身の有言実行ぶりを確認するかのようにイオンとドンキを視察。視察後に「状況を見て臨機応変に対応することが重要だ。需要があれば全部出す」と、さらなる備蓄米放出に意欲を見せた。
視察後は第92回日本ダービーの表彰式にプレゼンターとして登場。「『コメー』のご声援、ありがとうございました。コメ対策、もちろん頑張ります」とX(旧ツイッター)に書き込んだ。
連日注目を浴びる小泉氏に自民党農水族から嫌味が飛び出した。自民党の野村哲郎元農相は5月31日、随意契約について党農林部会に諮らず発表したことに「自分で決めて自分で発表してしまう。ルールを覚えてもらわないといけない」と苦言。
農相の先輩からの指摘に小泉氏は「一つ一つを党に諮らなければいけないといったら、スピード感を持って大胆な判断はできない」と反論。これには「進次郎が正論」(堀江貴文氏のX)などSNSを中心に小泉氏支持の声が増えている。
このまま小泉フィーバーが続くかどうかのカギを握るのが備蓄米の味だ。消費者に「おいしくない」と判断されたら、世間では猗蓄米=小泉進次郎瓩箸いΕぅ瓠璽犬砲發覆辰討り、熱はしぼんでしまうかもしれない。
そこでイオンで販売されていた備蓄米を入手。この備蓄米は精米が5月下旬となっており、放出からすぐ精米されて電光石火で店頭に並べられたと思われる。さっそく炊いて食べてみたが…おいしい。香りも色もおかしなところはない。米粒もつややかだ。
比較のために2024年度産のコメも炊いた。栃木県産で価格は4280円(税込み4622円)と備蓄米の2倍。精米時期は5月中旬だった。こちらの方が甘味があり、おいしく感じたが極端な差はなく、備蓄米も十分においしく食べることができた。
もっとも今回の備蓄米は古古米だ。永田町関係者は「21年度産の古古古米は差があると聞く。その味次第ではムードは変わる」と指摘。これから古古古米も出回る。味で消費者が備蓄米にそっぽを向くようなことがあれば、小泉氏もまたそっぽを向かれかねない。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。