想定を下回る年収…思っていた40歳と違う!転職意向は6割超 働き盛り世代のホンネを調査

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教育を中心に人材・介護・保育・美容・スポーツ・IT事業を傘下に持つヒューマンホールディングス株式会社はこのほど、1985年生まれの男女1000人を対象に、「40歳のキャリア実態と『なりたい自分』意識調査2025」を実施、結果を公表した。
【調査結果】思ってたんと違う…20代の理想と40歳の厳しい現実
「現在の仕事に就いて満足しているか」という質問には、「非常に」と「どちらかといえば」を合わせて58.2%と、半数以上が「満足している」と回答した。「仕事に関する悩み」で最も多いのは、「給与が低い(35.6%)」で、「モチベーションが上がらない(22.9%)」「昇給が見込めない(22.5%)」と続いた。
転職については、「経験(1~5回)がある」と回答した人は合わせて62.6%。また、「したいと思っている(17.0%)」と「機会があればしたい(43.0%)」の合計60.0%で転職の意向があり、40代での転職を考える人は多くいることが分かった。
「20代のときに想定していた40歳時点の年収額」で最も多かったのは「500~600万円未満(25.8%)」で、「400~500万円未満(19.8%)」「600~700万円未満(12.7%)」と続いた。一方、「現在の年収額」は「300~400万円未満(21.9%)」が最も多く、「200~300万円未満(16.6%)」「500~600万円未満(16.1%)」という結果に。最も多くの人が回答した想定と実際の年収額を比較すると、約100~200万円のギャップがあり、〝思い描いていた40歳〟と異なる現実となっている。
管理職とスペシャリストの志向では、「どちらかといえば」を含め、74.0%と4分の3が「スペシャリスト」を希望した。理由として、「管理職に向いていないから」「管理職になりたくないから」「専門性を高めたいから」といった声が挙がった。
「40歳までに習得しておくべきスキル」と「これからの時代に求められるスキル」では、いずれも「コミュニケーション」が最も多く、次いで「デジタル・IT」だった。「語学」「AIやIoT」「問題解決」「情報収集」なども上位に挙がった。
リスキリングに取り組んだことがあるのは23.2%で全体の4分の1程度。「業務スキル・知識のアップデート(39.7%)」「新しい業務スキル・知識の習得(38.0%)」「給与アップ(37.5%)」を目的に挙げる回答が多かった。
一方、リスキリングに取り組んでいない理由では、「仕事の忙しさ(26.8%)」「金銭の不足(26.6%)」「リスキリングに関する知識不足(25.0%)」という声が多かった。
(よろず~調査班【ライフ】)

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