大阪・関西万博の高科淳副事務総長が2日、大阪・関西万博のメディアセンターで会見し、大量に発生しているユスリカへの対応状況を説明した。
万博を巡っては、ユスリカに対しての対応が急務となっており、同協会は雨水ますなどへの成長抑制剤の散布、霧剤(防虫スプレー)による侵入防止策と清掃や消毒を支援。「ユスリカ等対策会議」を設置し、同時に発生源など特定を専門業者に調査させていた。
会場内に発生している虫は「シオユスリカ」と特定。発生源は、大屋根リングの南の外側にある「つながりの海」32ヘクタールと、その内側にある「ウオータープラザ」3ヘクタールだという。
「ユスリカ等対策会議」について高科氏は「(防虫計画について)非常に広いエリアなので費用対効果や海とつながっていることから環境への影響を考慮する防虫計画を専門家や学識経験者、大阪府市にもオブザーバーとしてご参加いただき議論する。現時点で(毎日実施している)ウオーターショーを止める予定はない」と報告した。
現在の防虫対策(防虫剤の散布)における妊婦やアレルギー体質の方への影響について「一般的に使用されているもの(防虫剤)。安全かつ効率的な使い方について周知徹底する」と説明した。