不正に入手した他人のクレジットカードの情報を利用して、プロ野球、カープのホーム戦のチケット50枚を購入してだまし取ったとして、大阪市の67歳の容疑者が詐欺などの疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、大阪市に住むパートの武澤朋子容疑者(67)です。
警察によりますと、武澤容疑者はおととし8月、氏名不詳の共犯者と共謀して、フィッシングの手口で不正に入手した他人のクレジットカードの情報を利用し、カープの公式サイトから偽名を使ってホーム戦の指定席チケット50枚を購入しだまし取ったとして、詐欺などの疑いが持たれています。
販売価格の総額は19万円余りで、警察によりますと、この購入のあとにも同じように数十枚の申し込みがあったことから、球団側が警察に「転売目的ではないか」と相談したということです。
チケットは、容疑者の自宅に送られたあと、さらに別の場所に転送されていたということで、警察は容疑者のグループがチケットを売って利益を得る目的があったとみて、実態解明を進める方針です。
警察の調べに対し、容疑者は「私は分かりません」と供述しているということです。