「ゴミ拾い褒められて喜ぶ奴隷根性」 W杯日本代表&サポの清掃、大王製紙元会長がブチギレ批判「気持ち悪い」

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大王製紙元会長の井川意高氏が、サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で日本代表チームが更衣室を清掃したことや、日本サポーターがゴミ拾いをしたことをめぐり、怒りを爆発させている。
2022年11月24日から25日にかけ、「こういうの気持ち悪いからやめて欲しい」「ゴミ拾い褒められて喜ぶ奴隷根性」など厳しい見解を示した。
井川氏は大王製紙創業者・井川伊勢吉の孫で、同社の会長だった実業家だ。2011年に発覚したカジノ資金のための巨額借り入れ事件で、13年6月に懲役4年の実刑判決が確定。22年6月には当時を振り返った書籍を発刊し、メディアのインタビューにも応じている。
井川氏は24日、自身のツイッターに「こういうの気持ち悪いからやめて欲しい ただの自己満足 掃除人の仕事を奪ってる」とツイート。グループステージ第1戦でドイツに2-1と逆転勝利した日本代表が、更衣室を綺麗に片付け「ありがとう!! JAPAN」と書いた紙や折り鶴を置いて感謝を表したことを国際サッカー連盟(FIFA)がツイッターで紹介したことに対し、苦言を呈した。
FIFAが公開したスタジアムでゴミ拾いをする日本人サポーターの動画も引用し、「これもな 他人の職を奪うな」とした。
井川氏は、ゴミ拾いを褒められて喜ぶマインドを批判している。
井川氏は街頭演説中に銃撃され亡くなった安倍晋三元首相とのLINEのやりとりをかつて公開し、追悼のメッセージを投稿するなど、過去たびたび安倍氏に関して投稿してきた。
フォロワーから井川氏の発言は安倍氏が掲げた「美しい国」の理念に反するのではないかとする指摘が寄せられると、「ゴミ拾いを褒められて喜ぶ日本は 美しい日本ではないと思います そんなみみっちいことを褒められて喜ぶような日本を安倍総理は望んでおられなかったと思います(個人の感想です)」と反論した。
井川氏は「そもそも海外で評価されてるということを喜ぶ奴隷根性が嫌いだわ」として、「基本的に外国人が他国人を褒めるのは本心ではない 内心揶揄しながら相手が舞い上がれば得すると思って褒めてるんだよ」と持論を展開している。
これ以外にも「とにかくオレが嫌いで気持ち悪いのは対象が何であれ 無批判に称賛崇拝すること バカの証明」「日本人の劣化が口惜しいんです ゴミ拾い褒められて喜ぶ奴隷根性に 大和民族が成り果てたことに憤ってるのです」と繰り返し厳しい姿勢を示した。一方で試合結果については「ドイツに勝ったことはむちゃくちゃ喜んでますよ~」と歓喜している。
前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏による「日本のサポーターがスタジアムの清掃をして帰るのを世界が評価しているという報道もあるが、一面的だ。身分制社会などでは、分業が徹底しており、観客が掃除まですると、清掃を業にしている人が失業してしまう。文化や社会構成の違いから来る価値観の相違にも注意したい。日本文明だけが世界ではない」とするツイートも引用し「身分社会では軽蔑までされますよね」としている。

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