【独自】自衛隊那覇病院を建て替え検討南西地域の“戦傷医療”強化へ「台湾有事」念頭か

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防衛省が南西地域で有事が発生した場合に備え、自衛隊・那覇病院の建て替えを検討していることが分かりました。「台湾有事」が念頭にあるとみられます。
防衛省幹部によりますと、防衛省は南西地域で有事が発生した際に沖縄県での医療拠点となる自衛隊の那覇病院を2027年に建て替える方針です。
建て替えに際して、「戦傷医療」の機能を強化するため、▼麻酔科・精神科の新設や、救急科の増強を行い、▼有事の際に速やかに病床を増やすことができるような設計を検討しているということです。また、▼平時から民間の患者を受け入れることも検討しています。
中国は南西地域に近い台湾に軍事的圧力を強めていて、防衛省は、いわゆる「台湾有事」に備え、南西地域の医療体制を強化するものとみられます。
防衛省の来年度予算案に建て替えの基本設計に必要な経費が計上される見通しです。

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