水着女性の入浴見ながらお酒…渋谷バー店長を現行犯逮捕 風俗営業許可を取らなかったワケ

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東京・渋谷のバーで女性従業員に接待させたとして警視庁は1日までに風営法違反(無許可営業)の疑いでペルー国籍の経営者を現行犯逮捕した。このバーではVIPコースがあり、1万3000円を払うと、水着の女性が入浴しているところを見ながら飲食するサービスがあったという。
逮捕容疑は4月29日夜にバーで女性従業員に酒類を提供させるなど接待させた疑い。逮捕された経営者の男は「自分としては正しい営業をしており納得できません」と容疑を否認している。2020円7月以降で少なくとも1億円以上を売り上げたとみられている。
女性従業員が客の隣に座ることもあったという。ある行政書士は「このバーは風俗営業の届け出をしていなかったのでしょう。風営法では接待をする場合は風俗営業の届け出が必要です。客の隣に女性従業員が座ると接待と解釈されるのが一般的です」と指摘した。
店の公式サイトでは「働く人に癒やしを与える、非現実を提供するをテーマとしたネオンカラーの美しいバーです」と紹介。撮影会も行っていたようで、グラビアアイドルなどが1日店長を務めるイベントなども開催していた。インスタントカメラでの撮影もあり、なかには1日で10万円以上も使う客がいたという。
歓楽街関係者は「インフルエンサーが1日店長をするイベントをやるバーも多いですが、バー自体はあまり儲からないのだとか。イベントで撮影やグッズ販売などをして利益を上げるのです」と指摘した。
疑問なのはどうして風俗営業の許可を取らなかったのかだ。警察はいきなり踏み込んできたのではなく、何度か警告をしていた。改善のチャンスはあったはずだ。行政書士は「許可申請は行政書士に相談してやれば高額でもないし、できないことではない。風俗営業だと深夜営業できないことがネックだったのでしょうか」と首をかしげた。

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