ゴールデンウイークに定着してきたランドセル商戦、いわゆる「ラン活」が今シーズンも熱を帯びています。来年度の新1年生に向けたランドセルの展示販売会が北九州市で開かれ、多くの親子連れでにぎわいました。
「合同ランドセル展示会」は4月26日と27日の2日間、北九州市小倉北区の西日本総合展示場で開かれました。■宮原真記者「最新のランドセルを一堂に集めたイベントが始まりました。会場は多くの親子連れでにぎわっています。」
ランドセルメーカー10社が一同に集結し、2日間で4000人以上が訪れました。■保護者「来年、小学生なので、ランドセルを早めに、子どもが好きな色を決めようと思って。」「人気のものが売り切れると聞いたので、早めに選ぼうかなと思いました。」
軽くてもタブレットが入る大容量サイズのものや、反射材つきで安全機能を高めたものもあります。カラーバリエーションが豊富にそろうなか、およそ750の商品からお気に入りのランドセルを探します。
ここ数年、一番人気は、紫色のランドセルだそうです。■子ども(Q.1年生になったら何がしたい?)「お勉強がんばりたい。」
このほか、くすみ系のピンクや水色の商品も人気が高まっているということです。■親子(Q.ランドセル選びは順調ですか?)「いや大変です。いっぱいあるので、 回るたびに好みが変わって。」(Q.お気に入りは何個見つかりましたか?)「3個!」(Q.3個買ってもらうんですか?)「いや1個。」迷いながらも決めたのは、クリーム色のランドセルです。白系のランドセルも今、人気が高まっています。■子ども(Q.ほかにピンク、紫、水色もあるけれど?)「かわいいから迷った。」短時間でランドセルを決める子どもがいる一方で、興味を示さない子もいます。■記者「お子さん、見られていますか。」■保護者「ちょっと、きょうは疲れちゃってあんまり。まだ元気が出てない状況です。」■記者「何色のランドセルがいいですか。」■保護者「青色?」■子ども「・・・。」■記者「考え中だね。」年々早まるニーズの高まりに、メーカーからはとまどいの声も聞かれました。■ノムラ・野村正範 専務「率直に申し上げていいですか。ランドセルは今やっぱり『ラン活』というブームになってきて、販売時期がどうしても早くなってきている。結局、背負うのが1年後になるじゃないですか。その間にお子さんも成長します。これは結構、悪循環だなとは思っています。販売する方なのですが。」入学前のこの時期、日々成長し興味や好みも変わる子どもたち。そうした子どもの成長に合わせたランドセル選びも大切なのかもしれません。
合同ランドセル展示会は、6月21日と22日には、福岡市の福岡アイランドシティフォーラムでも開かれます。入場には事前の予約が必要だということです。※FBS福岡放送めんたいワイド2025年4月28日午後5時すぎ放送