銀座の高級クラブ「ノクターン」といえば、コロナ禍の’21年に国会議員が通って処分を受け、「お忍びで通いたくなる社交場」として話題となった。その有名店が姉妹店の「アラベスク」とともに今年1月末、突如閉店し、「この店舗の風俗営業許可は廃業届を提出済です」という「警告書」を張り出した。
ただならぬ事態だが、本来、両店は産業用電気機器「エフティグループ」の畔柳誠前会長が大株主で、内縁のMが共同経営のオーナーママとして差配していた。
2人の仲がギクシャクし始めたのは’22年末頃からで、やがて経営は’23年6月にエフティグループ会長職を退いた畔柳氏が行うようになった。それがなぜ突如閉店か。
Mママは「株は50%ずつの持ち合いですが代表権は私にある。心配になって銀行の通帳を押さえると、使途不明金のヤマでした。自分で管理できない営業の責任は負うことができないので、やむなく閉じました」と説明する。
自衛手段ということだが、閉店を強制させられた畔柳氏は、こう不満を述べる。
「全部説明のつくカネ。逆に入金された資金をひとり占めされ迷惑を受けています」―。
双方、民事刑事での争いも辞さないとのこと。騒動は愛憎が絡むだけに長引きそうだ。
「週刊現代」2025年5月12日号より
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