セブン&アイ次期社長 “コンビニ値上げ”「間違ったと思う」“できたて”商品で挽回狙う9年ぶりの社長交代 初の外国人社長

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カナダのコンビニ大手から買収提案を受ける中で9年ぶりの社長交代を発表したセブン&アイ。次期社長が今回、取材に応じてかつての値上げのやり方について「間違った」と指摘しました。
来月、セブン&アイ・ホールディングスの社長に就任予定のスティーブン・ヘイズ・デイカス氏。「みんなすごい静かで、ちょっと緊張しますね」
和やかにインタビューは始まりましたが、舵取りを任されたセブン&アイは、いま、カナダの企業から買収提案を受けていて、コンビニ事業で成長戦略を描くことが求められています。
セブン&アイHD次期社長 スティーブン・ヘイズ・デイカス氏「いま会社全体の問題は『スピード感』。危機感をもって、はやく規律的になにかを実行することがすごく大事。上手くいかないことをはやくカットして、新しいイノベーションを出す。失敗も少なくない、だけど失敗がある前提で動かなければいけない」
かつての値上げのやり方には苦言を呈しました。
セブン&アイHD次期社長 スティーブン・ヘイズ・デイカス氏「2年前くらいだったか、少し価格が上がった。個人的に間違ったと思うのは、価格を上げるなら、付加価値も上げないといけない。(競合と)差別できる付加価値がなければ、払う意味がない」
セブン-イレブンでは、店内で焼き上げるメロンパンやピザなど「できたて」商品を全国規模に展開します。今後、南アメリカやヨーロッパにも店舗を拡大し、日本で培った商品力を活かし、成長を図っていきたいとしています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。