老舗料亭「金田中(かねたなか)」の社長・岡副真吾容疑者(63)が、覚醒剤所持などの疑いで逮捕された。歴代の首相などが頻繁に利用し、“日本三大料亭”の1つと呼ばれる「金田中」だが、店を知る人は今回の逮捕に「あまり驚かない」と話した。
会釈するようにして警察署から出てきた男は、覚醒剤所持などの疑いで逮捕された岡副真吾容疑者(63)。
日本三大料亭の1つと呼ばれる老舗の高級料亭「金田中」の社長だ。
岡副容疑者は2024年10月1日、東京・新橋に停車中の車内で覚醒剤0.6グラムと乾燥大麻約1グラムを所持した疑いが持たれている。
警視庁が9日、岡副容疑者の自宅を家宅捜索したところ、小分けされた覚醒剤と自作した吸引用パイプを発見・押収したのだ。
岡副容疑者が社長を務める老舗料亭・金田中は、銀座をはじめ、複数の店舗を展開している。
大正時代から続く老舗の高級料亭で、日本三大料亭の1つとされている金田中。歴代の首相や財界の要人らが頻繁に利用することで知られている。
店のウェブサイトなどによると、岡副容疑者は4代目社長で、銀座や北青山などで4店舗を経営している。
金田中を知る人は、「あんまり驚かない、あんまり。世界が違う人だから、それだけ身近になったんだろうね、そういう事がさ」と話す。
また、3日前に岡副容疑者と話したという男性は、「電話で話したときにおかしな様子はありませんでした。本当にショックです」と話していた。
岡副容疑者は、調べに対し容疑を認めていて、警視庁は押収した覚醒剤や大麻の入手経路などを調べている。(「イット!」4月11日放送より)