フジテレビは元タレントの中居正広氏の女性トラブルをめぐる一連の問題で第三者委員会の報告から一夜明けた1日、東京・台場の本社で入社式を行った。
第三者委の調査報告書でフジのコンプライアンスの欠如や中居氏の性加害が認定され、その衝撃が冷めやらぬ中で行われた入社式とあって、本社前には報道陣も集まった。
多くの民間企業の入社式でその会社社長が新入社員向けにあいさつするように、複数のフジ社員によると同社でも当代社長があいさつするのが慣例になっている。今年は清水賢治社長があいさつした。
午後4時20分ごろ、入社式などを終えた新入社員が小雨の中、退社した。門出を祝う春ににつかわしくない、底冷えのする台場。新入社員はスーツにコートをはおっていた。テレビカメラの存在を確認すると、クルリと進行方向を変える。警戒している様子がうかがえた。
自社の一連の騒動をどう受け止めているのか。取材に対し、8人ほどの新入社員のグループは終始無言で足早に去った。一人の新入社員は「いや…」とつぶやいて笑顔を見せたものの、それ以上は話さなかった。
先輩にあたるフジ社員、そして清水社長ら経営陣は、大きな期待と小さくはない不安を抱く新入社員に生まれ変わった姿を見せられるか。