料金を値切ることもしばしば…“横暴な外国人観光客”に苦しむタクシードライバーの嘆き「できれば日本人に乗ってほしい…」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

全国各地には大量の外国人観光客が押し寄せている。観光業界にとっては嬉しい反面、あまりに数が多すぎて各地でトラブルが起きているのも事実。明らかなマナー違反も問題視されている。
そんな外国人観光客について、苦い思いをしているのがタクシー運転手の渡辺宏明さん(仮名・30代)だ。都内でタクシー運転手を務めている田中さんは、外国人利用者の対応に苦しめられているという。

渡辺さんは、できることなら外国人観光客の相手はしたくないとのことだ。

「個人タクシーの場合は、単純に客数が増えて売り上げも伸びるので歓迎かもしれない。ただ、我々のような会社に所属しているドライバーは、収益はそこまで高くならず苦労ばかり多く、できれば日本人のお客さんに使ってほしい。日本人でも嫌なお客さんはいますが、それでも外国人観光客とのトラブルを考えればマシです。それに、不況だと言われていますがコロナ禍以降はタクシーを使ってくれる日本人も増えて、無理に外国人に頼らなくても収益は上がります。とはいっても、さまざまな国からの観光客は今後も増え続けるでしょうし、われわれがスムーズにトラブルを対処するしか解決策はないんですよね」

=====

マナーの悪い外国人観光客の影響を、モロに受けているタクシー業界。現場で働くドライバーが疲弊してしまわないように、会社だけでなく国もしっかりと対策を練る必要がありそうだ。

<TEXT/高橋マナブ>

【高橋マナブ】
1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。