東京都とフジテレビと共同で開催する予定だった「東京お台場トリエンナーレ」の公式サイト、SNSが、3月末をもって閉鎖することが27日に発表された。同イベントは今年2月に開催中止が発表されていた。
東京・お台場を舞台に、今年10~12月、草間彌生さんら現代美術家の作品の出展を予定していた同イベント。だが、フジ側から「主催者として関係者の理解を得られず、協賛の確保が難しくなり、準備の継続が困難」といった趣旨の説明を受けたという。今回の背景について都は、元タレント中居正広氏の女性トラブルと同局の対応をめぐる問題が関係しているとみている。
都は昨年度と今年度で広告費用、契約アーティストの作品制作費などで1億2600万円を負担していた。フジなどで構成される実行委員会は全額を返還する方針。
イベント実行委員会が運営していた公式サイト、公式SNSは「3月末をもって閉鎖いたします」と発表。今後については「東京都からの発表をお待ちください」と呼びかけた。