入手困難バイク「カワサキ エリミネーター 400」盗難され怒りも警察の対応に不満「ダブルパンチでショックも二重」

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バイクを盗難された被害者がSNSで情報提供を呼び掛けている。
【映像】不信感をあらわにする被害者(実際の映像)
「バイクが盗難されました。発見につながる有力情報を提供していただいた方には謝礼を差し上げます」とSNSに投稿したもんじゃさんが盗まれたのはKawasakiエリミネーター400。人気が高く予約困難のなか、運よく購入したお気に入りのバイクだった。
もんじゃさんに話を聞くと「出張していて、朝5時半ごろに起床したが、スマホにGPSの通知が来ていて、駐輪していたところから大きく動いていた。誤差の範囲じゃない動き方をしていた」と振り返った。
場所は千葉県。もんじゃさんは3月7日(金)朝8時ごろ、警察に連絡。GPS位置データから、バイクが持ち去られた場所を伝えた。しかし、もんじゃさんは「4時間経ってしまっている状況。なかなか連絡が来ないので電話したところ『GPSが最後に反応しているところについては管轄じゃなくて(所轄の警察署に)申し送った』」と、管轄が変わったことも知らされなかったことを告白。自身がたらい回しにされていると感じたという。
もんじゃさんは「GPSの情報・ルートをNシステムとか防犯カメラで追っていって、盗難に使われた車がこの車だから調べる。そういうことはやっていないんじゃないかな」と感じているという。
このままでは絶対自分のバイクは見つからないと思ったもんじゃさんは、わずかな望みにかけ、10万円の謝礼を自腹で用意してSNSに投稿。一連の出来事について「盗難されたショックと、警察に行ったら思ったようにやってくれなかった。ダブルパンチ状態でショックも二重」と悔しさをにじませた。
バイクの盗難被害といえば、以前ABEMA的ニュースショーで取り上げたタックルームさんが千葉県で盗まれたバイクは“カワサキZ2”。コツコツとカスタムを重ね、総額は1800万円。やむなく自腹で懸賞金300万円をかけ、SNSで情報提供を求めていたが、3月15日時点で有力な情報はないという。防犯カメラにはバイクを停めていた駐車場に出入りする怪しい人物の姿がとらえられていたが、現場検証にきた警官はその映像を早回しで確認しただけで、詳しく調べずに帰ってしまったという。
愛車を窃盗された2人に共通するのが、警察の対応への不満だが、なぜこのような対応になるのか。
元徳島県警捜査一課の秋山博康氏は「窃盗にも分類があって、屋内に侵入する空き巣と屋外の乗り物盗。屋内だと本署の刑事と鑑識が行って証拠探しをする。屋外の乗り物盗の場合、最寄りの交番から来る。交番というのは捜査が専門じゃない。被害届を受理する」と、空き巣などの屋内の窃盗に比べ、バイク盗難は動く警官がそもそも違うと説明。
さらに刑事人生42年の経験から「あくまで可能性」として秋山氏は「ずっと暴走族の捜査をしてきた交通課の警察官は、旧車は若いころ暴走族で違反しながら走った連中が、年をとってまた一緒に走る。『あいつらまたやっとるんか!』という目で見て捜査している可能性はある」と推察した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)

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