3月8日、高円宮家の承子女王殿下が39歳のお誕生日を迎えられた。現在、国会では安定的な皇位継承のための議論が進行中。その中で女性皇族がご結婚後も皇室に残る案が有力案として検討されている。承子さまは長年の交際相手がいらっしゃるとかねて報じられているだけに、そのご結婚の行方がますます注目されるのだ。実は承子さまは、過去に2度、ご交際について「週刊新潮」の取材に応じられている。その中で明らかにされた「結婚観」とは――。
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承子さまは1986年、故・高円宮憲仁親王と久子妃殿下の長女としてご誕生。学習院初等科、女子中等科、女子高等科を経て、女子大学に入学されたが1年で中退、イギリスのエディンバラ大学へ留学された。帰国後は早稲田大学に編入され、現在は日本ユニセフ協会の常勤嘱託職員としてご勤務されている。全日本アーチェリー連盟や、日本スカッシュ協会の名誉総裁もお務めだ。
お若い頃から「奔放なプリンセス」と言われてきた。2002年11月、父・憲仁殿下がスカッシュのプレー中、心室細動で倒れ、薨去。そのご葬儀の際、当時高校2年生の承子さまは茶髪で登場され、周囲を驚かせた。何より大きな話題となったのは、エディンバラ大学に留学されていた2007年に起きた“事件”である。「ミクシィ」にあけっぴろげな内容の書き込みをされていると「週刊文春」に報じられたのだ。曰く、「親さえ良いなら胸にヤモリの刺青入れたい」「男の人2人にナンパされた」「テスト前なのでアルコール漬けです」……。何者かにIDを乗っ取られた、つまりハッキングにあったという説もあるが、いずれにせよ、この騒動で「奔放なプリンセス」との印象はより強まったのである。
妹の次女・典子さんは2014年、出雲大社の禰宜・千家国麿氏と結婚、三女の絢子さんも日本郵船社員の守谷慧さんと2018年に結婚し、共に皇室を離脱している。承子さまは母・久子妃殿下と赤坂御用地で一緒にお暮らしになっている。
その承子さまが28歳の時、メガバンク系シンクタンクに勤務する、同年代の男性とのご交際を報道したのは「週刊新潮」2014年9月4日号である。港区内の南欧料理店や神保町の居酒屋でデートを重ねられ、時折は男性の住むマンションに遊びに向かわれることもあったという。
この男性について、当時の取材に承子さまは交際を否定しながらも、こうお答えになっている。
「仲良くはしていますよ。一緒にいて楽しい人です」
早期のご結婚についてもこう述べられている。
「当面、私は仕事に打ち込もうと決めているので…。父の務めていた名誉職などを母が全て継いでおり、私もしなければならないことが沢山あるのは自覚しています。ですから結婚は、少なくともあと3、4年は絶対にありません」
「母からは私の結婚については何も言われていません。母も私の年齢ではまだ独身でしたので」
そして、
「昔から私、結婚とお付き合いするのとは、完全に別だと思ってきました」
と、“本音”の結婚観も披露されたのだ。
時は流れて2022年。「週刊新潮」は再び、承子さまのデート現場をキャッチしている(2022年9月22日号)。場所はなんと、居酒屋チェーン「鳥貴族」。実に庶民的な店だ。相手は8年前と同じ、メガバンク系シンクタンク勤務の男性であった。
その際も女王は取材にご対応。男性を「仲のいい友達」として、
「男女問わず一緒に食事する男性はたくさんいるんですよ。(恋人は)ないですないです。別に“仕事命”ってわけじゃないんですけど、結婚を焦っていないというだけです」
この前年、小室眞子さんがさまざまな騒動の末に、結婚、渡米している。そのことをお伺いすると、
「いやもう、私、コメントする立場にないので……内親王さまにそんな……」
それから3年――。さる宮内庁関係者によれば、
「交際は現在もお続けのようです。しかし、ご結婚の話は聞こえてきません。どうも久子妃が前向きでいらっしゃらない、と。また、久子妃は高円宮家の存続を強く希望しておられる。承子さまがご結婚、皇族から離脱されれば、宮家はご自身お1人となり、いずれ消えてしまいますから。承子さまはお母様のことを大変慕っておられますから、そうしたお考えを無碍には出来ないのでしょう。その意味でも、今後の国会での皇位継承に関する議論がどうなるのか、大いに注目されます」
デイリー新潮編集部