兵庫県宝塚市の店舗で販売されたサンドイッチを食べた26人に、嘔吐や下痢などの症状が出たことがわかりました。兵庫県は、ノロウイルスによる食中毒として注意を呼びかけ、製造した店舗に3日間の営業停止を命じました。兵庫県によりますと27日、宝塚市の住民から「25日に市内の店舗で買ったサンドイッチを23人で食べ、17人に下痢や嘔吐等の症状がある」と連絡がありました。調査したところ、宝塚市内の「Bakeryhana」でパン類を購入して食べ、これまでに12歳~78歳の男女26人に同様の症状が出たということです。
入院者はおらず、全員快方に向かっているということです。25日に店ではハム野菜サンドや、たまごサンド、食パンや生ドーナツなどのパン類が製造されていたということです。症状のある14人と、調理に従事した4人からノロウイルスが検出され、宝塚健康福祉事務所は食中毒と断定、この店に28日から3日間の営業停止を命じました。兵庫県は、調理前や食事前、トイレのあとは石鹸を使って、時間をかけて手を洗うことや、二枚貝などノロウイルスに汚染された可能性のある食品は85℃~90℃で90秒以上加熱することなど、注意を呼びかけています。