意外と知らない「春掃除」のコツ。網戸、掃除機…ポイントを押さえて効率的に

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春が近づくと、気になるのが家の中の砂ボコリや花粉。とくに春一番や強風の多い季節は、窓をあけると家の中にたくさんの汚れが入り込みます。今回は元小学校家庭科教諭で、家事に関する著作もあるブロガー・よしママさんに「春掃除のポイント」を教えてもらいました。
春一番や強風が吹きやすいこの時季。3月からは黄砂が飛来し始め、スギ花粉も5月頃まで飛び続けます。窓をあけっぱなしにしてしまい、家の中が砂ボコリだらけになったしまった…なんて経験がある方もいるのではないでしょうか。
春の掃除は砂ボコリや花粉を室内からできるだけ取り除くのがポイントになります。そこで今回は「春掃除」のポイントをご紹介。コツを抑えて効率よく掃除していきましょう!
生活していると、外部から砂などが入り込むことはどうしても避けられません。そこで、こまめに掃除機をかけるのがいちばん手っ取り早い方法です。
花粉の季節は、掃除機をかける前に乾いた状態でフローリングワイパーをかけておくのがコツ。その後、掃除機をかければ細かいホコリの舞い上がりを防げます。
また、外出中の人がいないタイミングでロボット掃除機を作動させると、ふだん空気中に舞っている砂ボコリも、床に落ちてくるので効率的に掃除が可能。一度だけでなく、時間をあけて2~3回かけると細かいホコリなど少なくなるのを実感します。
ソファーや布団、カーペットなどファブリック類にホコリは吸着しやすいので、丁寧に掃除機をかけて吸いましょう。ブラシノズルや布団用のヘッドノズルを利用すると掃除しやすいですよ。
頻繁に掃除機をかけられない場合はハウスダストをまとめて固めてくれるスプレーを利用すると、花粉も舞い上がりにくくなり、掃除機をかける頻度を減らせます。春一番や強風が吹いた日は、とくに夕方に注意してチェックしてみてください。
扉が閉じていても砂ボコリが窓まわりにたまっていることがあります。気がつかないと家族が足で踏んで家じゅうに広がる可能性も…。
窓ぎわをチェックして掃除機ですぐに吸い取れば広がらずにすみますよ。サッシレールなどの窓まわりの細い部分は、ストローでつくったストローノズルで吸うとすき間までしっかり汚れを取り除くことができます。
ザラザラした面の上にホコリがたまりやすいので、ストローノズルを使って普段掃除しにくいすき間の汚れを取り除くと、花粉やホコリがたまりにくくなります。
外気に触れっぱなしの網戸には砂ボコリや花粉がたくさん吸着しています。窓をあければ、その網戸についた砂ボコリや花粉が、家の中に入りこんでくるのも当然ですね。ただ、排気ガスがひどい地域でなければ水洗いだけでもかなりきれいに落とせるんです。
まず、洗車用ブラシやハンディーワイパーで乾いた状態のまま砂ボコリを落とします。細かいホコリが舞っていたので落とせているのがわかります。次に水で濡らしたスポンジではさんで掃除します。
このとき炊事用手袋にスポンジがついたアイテム「ダイソー ウォッシュグローブ(スポンジ付)」がスポンジが落ちないので便利です。
スポンジに水をしみ込ませたら、ゆっくりはさんで掃除を進めていくだけ。最後にスポンジの水を絞ってから網戸の水気をとるようにスポンジで再びおさえます。
室内に入ってきたホコリや花粉などはファブリック類に吸着。掃除機だけでお手入れするのも限界があるので定期的にバスマット、玄関マット、布団カバーなど洗濯するときれいになります。このとき、仕上げに柔軟剤も利用すると静電気が起きにくくなり花粉が付着しにくくなりますよ。
もし余力があれば窓まわりの洗濯も行いましょう。窓をあけたときに、砂ボコリが室内に入り込むのをレースカーテンが遮断してくれます。とくに窓にいちばん窓に近いレースカーテンが砂ボコリを吸着している可能性があるので、洗濯しましょう。
丸洗いすれば簡単に落とせます。こちらも同様に仕上げに柔軟剤を使うと花粉がつきにくくなります。普段換気するときに開けている窓のカーテンを重点的に洗濯すれば、家全体に広がるのを防げます。
カーテンを定期的に洗濯すると結露によるカビの繁殖を予防したり、ダニの繁殖を防ぐこともできるのでおすすめです。
今回は春の掃除のポイントを紹介してきましたが、洗濯物は室内干しにしたり、空気清浄機を利用する、部屋の換気は朝・晩の風の少ない時間帯に行うなどの工夫も必要です。
帰宅時も上着についた花粉を落としてから玄関に入るなど家に取り込まないようにするのがコツ。すべてを一度に実践するのは難しいので、マネできそうなコツを少しずつ取り入れて、家の中の花粉や砂埃を減らし快適な空間にしてきたいですね。

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