滋賀県のタワーマンションで男性が殺害された事件、部屋には鍵がかかっていました。妻は意識不明の重体です。2人に一体、何が？
滋賀県大津市で事件が起きたのは25日正午前、マンションの管理人から「女性が出血して倒れている」との110番通報が入りました。
駆け付けた警察官は、マンション11階のエレベーターホールで頭から血を流した血まみれの女性がうつぶせで倒れているのを発見。26日時点で、意識不明の重体です。
およそ2時間後の午後2時ごろ、同じ11階にある女性が住んでいる部屋でも、頭から血を流してうつぶせに倒れている男性が見つかり、その場で死亡が確認されました。
亡くなったのは岩崎安三さん（78）、病院に搬送された女性は妻（74）でした。2人の頭や顔などには、出血を伴う複数の傷が確認されました。
現場はJR大津京駅前にある38階建てのタワーマンション。不動産会社の物件情報によると、総戸数およそ590戸の大規模マンションです。
夫婦は2人暮らしで、警察官が駆け付けた時、部屋の玄関には鍵がかかっていました。
11階のエレベーターホールに倒れていた妻と、同じ階にある玄関の鍵がかかった部屋の中で倒れていた夫。謎が残ります。
誰が鍵をかけたのか。元埼玉県警刑事の佐々木成三さんはこう推測します。
夫婦が別の場所で倒れていたことについては…。
警察は殺人などの疑いがあるとみて、およそ90人態勢の捜査本部を設置し、捜査を進めています。