落語家・入船亭扇海さん死去 すい臓がん ステージ4で余命半年から14年

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落語家の入船亭扇海(いりふねてい・せんかい=本名・川博之)さんが、15日にすい臓がんのため死去していたことが16日、分かった。72歳。所属の落語協会が発表した。
同協会はこの日、報道各社に「当協会員の入船亭扇海(本名:川博之)が令和7年2月15日(土)午前0時、すい臓がんの為、永眠いたしました。(72歳)」と公表した。最後の寄席出演は2007年12月9日の上野・黒門亭だったという。
扇海さんは1976年、九代目入船亭扇橋に入門。78年に「扇たく」の名で前座となった。81年に二ツ目に昇進し「扇海」に。93年に落語協会前会長の柳亭市馬らとともに真打に昇進した。
58歳でステージ4の膵臓がんと診断され、余命半年と告げられたが、さまざまな治療法を試みてがんを抑えていた。

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