女性2人から「ホテルで性的暴行を受けた」と刑事告訴されたものの、嫌疑不十分で不起訴処分となっていたサッカーの伊東純也選手。その女性2人を虚偽告訴の疑いで“逆告訴”し、検察が女性らを不起訴としたことを不服として、検察審査会に申し立てていましたが、検審は「不起訴相当」と議決しました。また、女性側も伊東選手の不起訴を不服として検審に申し立てていましたが、検審は伊東選手についても「不起訴相当」と議決しました。
サッカー日本代表の伊東純也選手(31)は去年1月に東京都の女性2人から、「2023年6月に大阪市内のホテルで酩酊状態にさせられ、抵抗できない状態で性的暴行を受けた」などとして刑事告訴されました。これに伊東選手側は事実無根と反論し、損害賠償を求める民事裁判を起こしたほか、虚偽告訴の疑いで女性2人を「逆告訴」。大阪地検は去年8月、伊東選手と女性2人のいずれも、嫌疑不十分で不起訴処分としました。伊東選手側は女性らの不起訴処分を不服として、大阪第二検察審査会に審査を申し立て、女性側も伊東選手の不起訴処分を不服として同様に申し立てましたが、同検審は1月23日付けで、双方について「不起訴相当」と議決しました。検審は「不起訴処分の裁定をくつがえすに足りる証拠が認められなかった」としています。これにより、検察による伊東選手や女性らへの再捜査は行われないことになりました。