【まりてん】「家族みんなで”楽園”に行くために…」カルトにハマり、会話が成立しなくなった母の「ヤバすぎる言動」

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全国1位のカリスマ風俗嬢・まりてん。
しかしきらびやかな現在とは裏腹に、彼女の幼少期は新興カルト宗教にハマった母親から数々の制約を押しつけられる苦難の日々の連続だった。「清廉潔白であれ」という教義に抗う形で、大学進学を期に夜遊びをはじめた。様々な男性と関係を持っていくうちに、ピロートークで吐き出される「ドロッとした本音」にこそ本来の「人間らしさ」が詰まっていると感じ、風俗業界に自ら身を投じるようになった…。
彼女がどのような人生を歩んできたのか。初めて明らかになる「カリスマ風俗嬢の過去」と「風俗業界のリアル」を、処女作『聖と性 私のほんとうの話』から抜粋してお届けする。
『聖と性 私のほんとうの話』連載第4回
『「カルトにハマった母が友人を“サタン”扱いし、絶交を迫ってくる」…“宗教2世”のカリスマ風俗嬢「まりてん」が初めて明かす、恐ろしすぎる“教義”』より続く
私が小学生のころは、母は私がその宗教を嫌がっているとは感じてなかったようです。集会にはついていくし、そこはまだ子どもなので、親に従うというのは当たり前のことではありましたから。
ただ、中学生になり、学校生活の比重が大きくなっていくにつれて、私はその宗教から離れていきました。何かと理由をつけて集会を休みはじめたのです。
母は、教義を教えられた側の人間は、それを学び続けて守って生きていかなければ、終わりの日(人生の最期)が来たときに楽園に行けなくなる、復活できなくなるという教えを信じていました。だから、母としては、家族みんなで復活をするために、どうしても嫌がる私を連れていかなければという意識が強く、引きずられるように集会に連れていかれていました。
そんな毎日だったので、家の中では私もピリピリしていました。一般の反抗期とはちょっと違う刺々しさがあったと思います。学校から帰ると、バーンッと扉を閉めて、自分の部屋に引きこもるみたいな。
母は私と向き合おうとしていないように感じました。信心のせいなのか、私が反抗して壁に穴を開けてもドアをたたきつけるようにあてつけがましく閉めても無反応です。宗教の教えで、母は私に対してそんなに勉強しないでいい、がんばらなくていい、という姿勢でしたから、いくら反抗しても「うんうんそれでいいんだよ」と会話が成立しないんです。
ほんとうはもっといろいろと言いたいことや文句があったはずなのに、「いいんだよいいんだよ」と、まるで家の中にマザー・テレサがいるみたいな感覚でした。
ただ、父は普通に怒っていました。仕事の関係でめったに家にいない父ですが、私の反抗的な感情をぶつけて反応してくれる人は父だけでした。
とはいえ、私から母に真正面から「宗教から離れたい」「集会に行きたくない」と伝えることはできませんでした。母が私を信者にしたい理由が愛情からだと気づいていたからです。
『“カリスマ風俗嬢”まりてんが振り返る自身の「悲惨な過去」…お小遣いで買った“柔道着”はカルトにハマった母への「些細な反抗」だった』へ続く
“カリスマ風俗嬢”まりてんが振り返る自身の「悲惨な過去」…お小遣いで買った“柔道着”はカルトにハマった母への「些細な反抗」だった

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