【続報】標高約2500mヘリ救助完了 北ア爺ヶ岳で遭難の大学生3人は命に別状なし「強風でテント飛ばされた」

長野と富山の県境に位置する北アルプス爺ヶ岳で、31日から悪天候で身動きが取れなくなっていた大学生3人は、1日午前10時半までに県警ヘリで救助されました。いずれも、命に別状はないということです。警察によりますと、北アルプス爺ヶ岳で遭難したのは、関東の大学に通う、東京・東久留米市の23歳男性、東京・大田区の21歳男性、神奈川・小田原市の20歳女性の3人です。31日午後2時半ごろ、標高およそ2500メートルの東尾根付近で「風が強くテントが飛ばされた」と、23歳の男性から警察に通報がありました。3人は12月26日に山に入っていて、31日から悪天候で身動きが取れなくなり、20歳の女性が低体温症の症状を訴えています。警察は、雪洞を作って一晩寒さをしのぐよう指示しました。1日午前7時すぎ、県警山岳遭難救助隊など12人が地上から捜索に入ると、午前9時半ごろ、県警ヘリで女性が救助され、その後、男性2人も救助されました。いずれも病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。