大阪府教育委員会は26日、海外8か国・地域などに旅行するため、繰り返し介護休暇などを不正に取得したとして、府立豊中支援学校の女性教諭(45)を懲戒免職処分とした。
夫で別の府立支援学校の教諭(43)については、女性教諭への傷害容疑で逮捕、書類送検(不起訴)されたことを理由に停職1か月とした。
府教委によると、女性教諭は2018年9月~今年3月、介護休暇や在宅勤務を不正に申告し、スペインやボリビア、チェコ、台湾、石垣島などへ計15回旅行した。府教委の調べに「旅行が趣味で、行きたい気持ちを抑えられなかった」と答えたという。
府警が今年6月、女性教諭の顔を殴ったなどとして夫を逮捕。府教委が調査する中で女性教諭の不正が発覚した。夫も多くの旅行に同行していた。