総理官邸と自民党本部の襲撃事件で逮捕された男が、安倍元総理銃撃事件の山上徹也被告の名前など、過去の個人によるテロ事件に関して、検索していたことがわかりました。
臼田敦伸容疑者(うすだ・あつのぶ=49)は、10月の衆議院選挙の期間中、自民党本部で警察官に火炎瓶を投げつけた殺人未遂の疑いなどが持たれていて現在、鑑定留置が行われています。
捜査関係者によりますと、臼田容疑者は8月から9月ごろにかけて、安倍元総理銃撃事件で起訴されている山上徹也被告の名前や、岸田前総理襲撃事件の木村隆二被告の名前を、インターネットで検索していたことが新たに分かりました。
また、事件直前の10月には組織に属さずテロを起こす個人を意味する「ローン・オフェンダー」「ローン・ウルフ」などと検索していて、警視庁公安部は、臼田容疑者が過去の事件を調べて計画を練っていたとみて捜査しています。