【独自詳報】「無言だった」店内にいた男性客 入院先から赤裸々に語る 札幌・ビル放火事件

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札幌・すすきののビルで男女4人がけがをした放火事件で、警察は重体となっている40代男性が火をつけたとみて捜査しています。店で何があったのか、事件を目の当たりにした男性客がSTVの取材に対し、当時の状況を語りました。(事件当時客として来店していた人)「もう会計を頼もうと思って会計を頼んだんですね。私はカウンターにいた。会計で請求が決まったくらいで、ドアから雰囲気が違う男性が入ってきて。それを見て店の人も引いたんですね、雰囲気が変だと。私もカウンター側にいたが、後ろまで下がった」

(事件当時客として来店していた人)「すると、その人が勝手にずんずんとカウンターの中まできて、何かを置いたんです。高らかにライターに火をつけて下にもっていったんですよね。ある程度行ったところでものすごい爆発がだーん!と起きて、自分は幸い入り口の側にいたので、それを直接火を浴びていない。火を浴びた人もいたので、ここにいちゃダメだって表に出て階段をおりて外に出たんですよね。出るまでで3秒くらいの出来事」
(記者)「入ってきた人物の様子は?」(事件当時客として来店していた人)「何を考えているのかわからない感じ。目つきっていうんですか、大きく目を見開いて、俯瞰して周りを見るような動作をして。ゆっくり歩いてというのが普通じゃないと感じた」(記者)「何か話していたりは?」(事件当時客として来店していた人)「ないです」(記者)「入ってきてからライターを置いて、爆発するまでの人物の雰囲気は?」(事件当時客として来店していた人)「入り口が後ろにあるので、入ってきた瞬間、直後は見ていないが、その後、従業員が引いて、私があれっと思ったときは、何を考えているのかわからない感情の無いような顔でまっすぐ歩いてきた感じ。その時点で業者でもないし客でもないしというのは分かった」(事件当時客として来店していた人)「一瞬私もカウンターから離れて、出入口の近くまで行った。ライターに火をつけて、燃えるものをどのように置いたのかは見ていないので確信が持てなかった。何をやるんだろうと、そこで躊躇していたら爆発してしまった」(記者)「人物とやりとりした人は?」(事件当時客として来店していた人)「見受けられないです。無言です」
(記者)「従業員は知ってそうだった?」(事件当時客として来店していた人)「そうですね…見て明らかに引いたので、もしかしたら知っているのかなと思う。女性スタッフが3人、男性客が自分含め2人、そして男1人。(入ってきた人物は)男。見たことはない人。今まで見たことのない衝撃でした。」(事件当時客として来店していた人)「光がすごいですね、火がぶわっと一瞬で左右に広がって、その熱波が自分にもかかって、結果的に私も右腕と顔がボロボロのやけどになってしまった。腕なんて溶けていますから。いまは入院しています。これから整形外科の先生とどうやって治療するか話し合う。
(事件当時客として来店していた人)「顔と頭ですね、それとところどころ熱傷というのか。髪の毛も焼けて固まって右腕は全体が水膨れになっている。炎を浴びた男性客が服に火が着いたまま飛び出したんですね。それにハッと気づいて、自分も後ろについて店を飛び出した」(記者)「店の人は?」(事件当時客として来店していた人)「火に完全にあぶられている状態みたいな感じ。見てあれって思う感じ。目がぎょろっとしていて普通の人じゃないみたいな感じ」(記者)「お迎えする雰囲気はなかった?」(事件当時客として来店していた人)「何にもなかったですね。ラフな格好だったと思います。グレー系のパーカーというか、ジーンズみたいな感じ。手に持っていたのはライター、その前に床に何かを置いたようなしぐさを私は確認できなかったが、ライターを高々と上げて、つけたまますっと手を下におろしていって、ドカン。どんなものかは当時は分からない」
(事件当時客として来店していた人)「少なくとも(火を)つけた瞬間は動いていなかった。男のズボンが燃えるのまでは見ました。その後は私は逃げました。人が火の中にいるのは見たが、実際にどういう状況かは確認できなくて。警察の方にもいろいろ聞かれたが、警察がどうあれするのかはわからない」(事件当時客として来店していた人)「正直男がライターに火をつけた瞬間に、爆発するってわかっていれば、爆発する前に逃げられたと後から思う。そうしたらけがすることもなかったとか。いきなり来て、いきなり爆発すると思わないじゃないですか。何だ?と思って固まっちゃったのがけがをした原因。もしかして夢なのかと思ったくらい。(関係者は)全員バラバラで入院している」

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