衆院選東京26区で落選の医師、運動員に報酬支払い約束か…警視庁の選挙買収での摘発は8年ぶり

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

10月27日に投開票された衆院選で運動員に報酬を渡す約束をしたとして、警視庁は11月30日、東京26区に立候補して落選した医師田淵正文(66)(東京都目黒区東山)、陣営スタッフで職業不詳の男(37)(品川区)の両容疑者を公職選挙法違反(買収の約束)容疑で逮捕した。
発表によると、2人は公示前の10月上旬、20~30歳代の運動員の男女4人に対し、ビラ配りなどで田淵容疑者への投票を呼びかける選挙運動の報酬として、時給1500円を支払う約束をした疑い。警視庁は運動員4人についても報酬の受け取りを承諾した同法違反容疑で任意捜査を続ける。
田淵容疑者は目黒区で消化器クリニックを経営。東京26区には無所属で出馬し、約1万4000票を集めたが、候補者5人中最下位だった。警視庁が選挙の買収事件を摘発したのは2016年の参院選以来、8年ぶりという。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。