北海道のコロナ 9545人で過去最多を再び更新

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北海道によると、道内では9日、新型コロナウイルスの新規感染者数が9545人となり、過去最多だった8日の9136人を更新した。
9000人台は2日連続。死者数も22人となり、令和3年6月18日の19人を上回って過去最多となっている。新型コロナについては松野博一官房長官が9日の会見で「オミクロン株と同程度の感染力であれば、新たな行動制限は行わない」などと述べており、道対策本部指揮室も「同じ方向だ」としている。
新規感染者数の内訳は、道立保健所管内分を集計した「北海道発表分」が4725人、札幌市発表分が3460人、旭川市発表分が680人、函館市発表分が489人、小樽市発表分が191人となっている。
対策本部指揮室によると、検査全数に占める新規感染の割合は51・1%。担当者は、ワクチン接種率の伸び悩みや気温低下に伴う室内の換気不足などを挙げて「現時点では新規感染者数が下がる要因はなかなか見つからない」として、今後も高い水準が続くとみている。
地域別では、石狩地方が736人で最多。次いで胆振地方581人、十勝地方485人、釧路地方402人など。自己検査などで陽性となった人が登録する北海道陽性者登録センター分は928人となっている。
全道の病床使用率は40・5%(937床)。このうち札幌市は44・5%(331床)、札幌市以外の全道は38・6%(606床)。

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