40代以上の女性に多い「ばね指」になりやすい人の特徴・手術の流れ・費用の目安を医師が解説!

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「ばね指」になりやすい人の特徴はご存じですか? ばね指の手術の流れや費用の目安についても、「よこやま整形外科 手とリウマチクリニック」の横山先生に解説していただきました。

監修医師:横山 光輝(よこやま整形外科 手とリウマチクリニック)
金沢大学医学部医学科(現・金沢大学医薬保健学域医学類)卒業。その後、金沢大学附属病院、金沢医科大学病院および各関連病院にて勤務医として研鑽を積む。2022年、石川県金沢市に「よこやま整形外科 手とリウマチクリニック」を開院。手外科専門医として手、手関節、肘関節などの上肢の疾患のほか、骨折、脱臼などの外傷治療、膝関節および股関節などの人工関節治療、脊椎疾患などの一般的な整形外科疾患治療を含め、多くの診療と手術に携わる。日本整形外科学会専門医・認定リウマチ医、日本手外科学会専門医。前職は金沢医科大学氷見市民病院整形外科教授。
編集部
ばね指の手術は、どのようなものですか?
横山先生
腱鞘が腫れて、腱の動きが悪くなる疾患なので、腱鞘を切り開く手術をおこないます。トンネルの屋根に切れ目を入れて広げるイメージです。痛みや傷に負担のかからない範囲であれば、翌日から指は使えるようになります。
編集部
入院は必要ですか?
横山先生
いいえ。手術は局所麻酔をして5分程度で済むため、日帰りでの手術が可能です。なお、手術の傷を確認するために、手術翌日に受診していただきます。また、拘縮などで関節が硬い人はリハビリが必要なので、術後のリハビリに通っていただく場合もあります。
編集部
費用の目安についても教えてください。
横山先生
保険適用なので3割負担の場合、手術費用は指1本につき6000円程度です。そのほかに、痛み止めや抗生剤などの薬代がかかります。
編集部
どのように、ばね指と向き合えばいいのでしょうか?
横山先生
手をよく使う人や、更年期に差し掛かった人は、腱鞘炎やばね指になりやすいです。ほとんどの場合、痛みや動かしにくさから発症して、放置していると関節が硬まってしまいます。そうなる前に痛みや動かしにくさを感じた時点で、できるだけ早く整形外科に受診をしましょう。早期に対処することで、手術を避けることも可能になります。受診する際には、手や指を専門に治療している医療機関がおすすめです。
※この記事はMedical DOCにて【40代以上の女性必見! 「ばね指」の原因・なりやすい人の特徴・治療法を医師が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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