また悲劇が…「渋谷ハロウィン」で仮装客が「車でセンター街」を暴走していた!

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毎年若者たちがコスプレをして大騒ぎするイメージが定着した渋谷区のハロウィンイベント。’18年には軽トラックを横転させて逮捕される若者が出てしまった。
その反省から、渋谷区はトラブルが起きないよう警察と民間警備員をフル活用した厳戒態勢でハロウィンに備えるようになり、今年も数百人体制でハロウィン当日を迎えた。
駅前やセンター街などでは簡易バリケードが設置され、何日も前から徹底的に「渋谷はハロウィンイベントの会場ではありません」と宣伝。仮装客が1ヵ所に集まらないように、警備員や警察官を路上に配置して、立ち止まる客に注意をしていた。
ただ、そんな渋谷区の想いはハロウィンを楽しみたい若者や外国人たちには関係ないようで、渋谷に来た人の数は昨年より2割増しとなっており、センター街は真っすぐ歩けないほど仮装客であふれていた。
仮装して騒いでいるのは外国人が大多数で、日本人の仮装客はほとんどおらず、飛び交う言語も中国語や英語などの外国語ばかりだ。
警察官や民間の警備員などで構成されたパトロール隊も、言語の壁に阻まれ注意することができないようで、警笛や誘導棒を駆使して立ち止まって写真を撮ったり話したりすることを辞めさせていた。
しかし、積極的にパトロールをしている警備員は時間とともにどんどん少なくなってしまったようで、午後11時を過ぎてからは同じポイントに立って誘導するだけに。
そのせいか、センター街の奥のほうでは写真撮影の人だかりや路上喫煙をする外国人があふれるカオスな状況になっていた。
午前0時近くになり、終電がなくなると、家に帰れなくなった外国人たちが騒ぎ出した。そんなカオスな状況を眺めていると、突然クラクションと悲鳴が聞こえてきた。
そちらに向かってみると、仮装した客2人がオープンカーに乗って騒ぎながら道を走りだしていたのだ。
車は動いているにもかかわらず、仮装客はお構いなしに車の前に飛び出して写真を撮る非常に危険な状況に。
何人か轢かれるのではないかと現場には緊張感が走ったが、何とか警備員が気付き、警笛を吹きながら駆け寄って、徐行するよう指示することで事なきをえた。
今年は路上飲酒をしている人が少なくなったおかげか、センター街やスクランブル交差点周辺では大きなトラブルは起きなかった。
しかし、大きな警笛の音や誘導棒で指示されることに不快な思いをしたのか、顔をしかめる外国人は少なくなかった。
ルールを守らない外国人の仮装客や若者には、もっと厳しい規制が必要なのかもしれない。
取材・文:上野 裕和

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