「妻と浮気相手の間に生まれた子」を見捨てられなかった夫の悲哀。養育費を支払う“条件”は離婚翌日に破られ…

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托卵(たくらん)という言葉を知っていますか? 10月17日から「托卵」をテーマにしたドラマ『わたしの宝物』(フジテレビ系列)が始まったので、耳にした人も多いでしょう。もともとは人間ではなく鳥類の習性のことです。
例えば、メス鳥Aはオス鳥B、メス鳥Cの巣に卵を産み付け、孵化したひな鳥をB、Cに育てさせる習性のことです。Aは自分が産んだのに、そのひな鳥を育てようとしないのです。このドラマでは夫と血のつながらない子どもを「夫」に育てさせるという意味で「托卵」という言葉を使っています。

迷いに拍車をかけたのは妻が長男を妊娠した3年前。夫婦はセックスレスではなく、1ヵ月に1回ほどの夫婦生活はあったそうです。もし、長男が優斗さんの子でなければ、妻には表の顔(いい奥さん)と裏の顔(不倫妻)があることを意味します。優斗さんは「妻がそんなことをするわけがない」と自分に言い聞かせたのです。

そうすると妻はいきなり表情が変わり、眼光が強くなり、緊張感を漂わせる感じで自室へ行くと、「ある封筒」を持って帰ってきました。封筒の表面には鑑定機関の会社名が書かれていました。そして優斗さんが封筒を開けると、鑑定書が入っており、そこには「被験者同士は生物学的に親子関係があると判断されます」という文字と、「99.9999%」と確率が表記されていました。優斗さんは自分と息子さんが親子ある確率が99%だと思い、一瞬だけ安堵しました。

いかんせん、元彼は何度も警察のお世話になったヤバい奴。キレると何を仕出かすか分かりません。息子さんに手を上げる可能性もあるでしょう。母親である妻が元彼を制止できれば良いですが、もともと無口で気弱なタイプなので期待できません。度重なる虐待で命の危険にさらされる恐れもありますが、それだけではありません。

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