「まるで殺人者」対向車に妨害繰り返す“ひょっこり運転男” 「つい最近まで普通の人」逮捕された容疑者に何が…駐車場で爆音で音楽流す姿も

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対向車に対し、センターラインを超える“ひょっこり運転”を繰り返し、逮捕された平野哲也容疑者(46)。取材を進めると、危険な運転は近隣でも度々目撃されており、他にも、駐車場で爆音で音楽を流していたり、奇妙な行動が明らかになった。平野容疑者の知人によると、「仕事を辞めた」と聞いてから以降、徐々に生活にひずみが生まれ、特に最近は異変を感じるようになったという。
これは9月29日、富山県内で撮影されたドライブレコーダーの映像だ。
対向車線にライトをつけた車が現れる。
すると、センターラインを越えて、対向車の目の前に突進してきた。
あわや正面衝突の恐怖の瞬間。
被害に遭ったドライバーは、「へ!?へ!?へ!?なんやったん!怖かった~。やば、笑ってたよ。」とパニックになっていた。
実はこの8日前にも、危険な運転を捉えていた。
後続車が捉えた映像を見ると、対向車が来るたび、何度もセンターラインを越えて妨害している様子が分かる。
目撃者は、「完全に慣れていて、(ぶつからないよう)サイドミラーを閉じてずっと走っていた」と話す。
また、「これはもう故意にやったとしか考えられない、無差別ですよ」「殺人者と同じだと思います」と怒りの声を上げた。
10月2日、妨害運転をした道路交通法違反の疑いで逮捕されたのは、無職の平野哲也容疑者(46)だ。
「Mr.サンデー」は、容疑者を知る人々を取材。
すると、奇妙な行動が次々と明らかになった。
平野容疑者行きつけの飲食店従業員は、「僕のことを見かけたら、車でバーってきて急ブレーキとか、ちょっと嫌がらせじゃないですけど…」と話す。
さらに、近所の住民によると、危険運転だけではなく、駐車場で大音量の音楽をかけるなどの迷惑行為もあったという。
しかし、実はそれらが始まったのは、つい最近のことだというのだ。
平野容疑者にいったい何があったのか。
高校時代の同級生は、「『(仕事を)辞めた』っていうのはうち来て言って…」と話す。
平野容疑者は、1年ほど前に、長年勤めた仕事を自主退職。車で全国を巡るなど、自由な生活をしていたという。
ところが最近になって、奇妙な行動が目立つようになったようだ。
高校時代の同級生:(運転中に)後ろからすごい勢いの車が来て、そのまま右折していったんですけど、ぱっと横見たら彼で…。
逮捕前日に、平野容疑者と会ったという幼なじみも、異変を感じ取っていた。
平野容疑者が落ち着きがない様子で心配になり、一緒に夕食をとったという。
幼なじみの男性は、「(平野容疑者が)『警察に追われているんですよ』と話していたが、まさか本当だったとは…仕事を辞めてからの不安定な生活が積み重なって事件を起こしたのかもしれない。」と話した。
調べに対し、平野容疑者は「あんまり、覚えていません」と、容疑を一部否認している。
警察は余罪があるとみて、調べを続けている。(「Mr.サンデー」10月6日放送より)

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