「カメラぶっ壊すぞ、この野郎!」ハロウィーン夜の繁華街で若者から集団暴行 警察が捜査へ

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「カメラぶっ壊すぞ、この野郎!」ハロウィーン当日の31日夜、金沢市の繁華街・片町で、大勢の人が仮装を楽しんだ一方、若者の集団に仕事道具のカメラを奪われそうになり、暴行を受けたと訴える男性が北陸放送の取材に応じました。ハロウィーンの夜、繁華街で何があったのか、男性の証言をもとに振り返ります。
【写真を見る】近寄ってきた若者の集団や壊されたカメラは…「カメラを持っていただけで突然…」集団暴行の被害に遭ったと話すのは、雑誌などの写真を撮影するカメラマンの男性です。男性はハロウィーン当日の31日夜、盛り上がる様子を撮影するため、金沢市片町を訪れました。

商業施設「片町きらら」の裏手にある歓楽街の一角で、カメラを手に友人と立っていたところ、突然集団に襲われました。「向こうから数人来て、ちょっと危ないなと思ったら、もう逃げ場がないように囲まれた。カメラのストラップを引っ張られて、そのストラップで首を絞められたり。そのまま壁に押し付けられそうになり、頭突きもされた。『お前カメラぶっ壊すぞ』とか暴言を無茶苦茶吐かれて…」(被害を受けた男性)男性は飲食店の外壁を背にして、10人ほどの若者に取り囲まれ、集団で暴行を受けたと話します。目立ったけがはなかったものの、仕事道具のカメラは使い物にならないほど壊されました。「何回もこういうふうにカメラ振り回されて奪おうとされましたね。ガチャガチャってやられたんで」(被害を受けた男性)男性は首からかけていた一眼レフカメラのレンズをつかまれ、ズームリングのゴムが剥がれたほか、ストロボの電池のふたも壊されました。「仕事にはならないですね。修理に1回出してみてちゃんと直るかどうか。多分1か月ぐらいはかかると思うが、その間は仕事できない可能性が高い。他のカメラを買わなきゃならないのか…」(被害を受けた男性)「DJポリス」も動員 しかし暴行被害の対応は…片町きらら周辺の国道沿いでは当時、大勢の警察官が警戒に当たっていましたが、若者の集団がその場で検挙されることはありませんでした。男性は警察の対応にも疑問を投げかけます。「片町きららの前にはDJポリスだったり、多くの警察官の人が動員されて、パニックとかを抑えるために頑張ってくれているとは思うんですけども、どうしてもその場以外は目に見えてないのかな。この裏とか、実際に被害に遭った人がこのまま目の前にいるのに、その場で対応してくれなかったっていうことが非常にショックです」(被害を受けた男性)男性は暴行の被害を受けたときの映像などと合わせて、翌日、警察に被害届を提出しました。「迷惑かけずに楽しむイベントになって」仮装をした若者がイベントを楽しもうとする裏で、エスカレートする盛り上がりに、男性も不安と憤りを感じています。「街が盛り上がる分にはいいんですけども、盛り上がるっていう部分を違う解釈をして、暴れるとか、人に迷惑かけるっていうのは僕はちょっと違うと思う。自分だけが楽しむっていうことじゃなくて、みんなが楽しむイベントをちゃんと意識して人に迷惑かけずに楽しむイベントになってほしい」(被害を受けた男性)去年の“集団暴走”受け摘発強化 暴行事件も捜査へ金沢市片町周辺の繁華街では去年のハロウィーン期間に、バイクで集団暴走をしたとして少年3人が逮捕されています。事件を受け、管轄する金沢中警察署は今年、警戒を強め、30日夜には集団走行をしたバイクに対し、その場で整備不良や消音器の不備などを理由に摘発しています。一方、男性によりますと、31日にはカメラを手にした複数の人が追いかけられたり投げ飛ばされるなどの被害に遭ったということです。警察は暴行をした若者の集団について、任意で捜査を進めています。
集団暴行の被害に遭ったと話すのは、雑誌などの写真を撮影するカメラマンの男性です。男性はハロウィーン当日の31日夜、盛り上がる様子を撮影するため、金沢市片町を訪れました。
商業施設「片町きらら」の裏手にある歓楽街の一角で、カメラを手に友人と立っていたところ、突然集団に襲われました。
「向こうから数人来て、ちょっと危ないなと思ったら、もう逃げ場がないように囲まれた。カメラのストラップを引っ張られて、そのストラップで首を絞められたり。そのまま壁に押し付けられそうになり、頭突きもされた。『お前カメラぶっ壊すぞ』とか暴言を無茶苦茶吐かれて…」(被害を受けた男性)
男性は飲食店の外壁を背にして、10人ほどの若者に取り囲まれ、集団で暴行を受けたと話します。
目立ったけがはなかったものの、仕事道具のカメラは使い物にならないほど壊されました。
「何回もこういうふうにカメラ振り回されて奪おうとされましたね。ガチャガチャってやられたんで」(被害を受けた男性)
男性は首からかけていた一眼レフカメラのレンズをつかまれ、ズームリングのゴムが剥がれたほか、ストロボの電池のふたも壊されました。
「仕事にはならないですね。修理に1回出してみてちゃんと直るかどうか。多分1か月ぐらいはかかると思うが、その間は仕事できない可能性が高い。他のカメラを買わなきゃならないのか…」(被害を受けた男性)
片町きらら周辺の国道沿いでは当時、大勢の警察官が警戒に当たっていましたが、若者の集団がその場で検挙されることはありませんでした。男性は警察の対応にも疑問を投げかけます。
「片町きららの前にはDJポリスだったり、多くの警察官の人が動員されて、パニックとかを抑えるために頑張ってくれているとは思うんですけども、どうしてもその場以外は目に見えてないのかな。この裏とか、実際に被害に遭った人がこのまま目の前にいるのに、その場で対応してくれなかったっていうことが非常にショックです」(被害を受けた男性)
男性は暴行の被害を受けたときの映像などと合わせて、翌日、警察に被害届を提出しました。
仮装をした若者がイベントを楽しもうとする裏で、エスカレートする盛り上がりに、男性も不安と憤りを感じています。
「街が盛り上がる分にはいいんですけども、盛り上がるっていう部分を違う解釈をして、暴れるとか、人に迷惑かけるっていうのは僕はちょっと違うと思う。自分だけが楽しむっていうことじゃなくて、みんなが楽しむイベントをちゃんと意識して人に迷惑かけずに楽しむイベントになってほしい」(被害を受けた男性)
金沢市片町周辺の繁華街では去年のハロウィーン期間に、バイクで集団暴走をしたとして少年3人が逮捕されています。事件を受け、管轄する金沢中警察署は今年、警戒を強め、30日夜には集団走行をしたバイクに対し、その場で整備不良や消音器の不備などを理由に摘発しています。
一方、男性によりますと、31日にはカメラを手にした複数の人が追いかけられたり投げ飛ばされるなどの被害に遭ったということです。警察は暴行をした若者の集団について、任意で捜査を進めています。

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