名古屋・18歳女性への性的暴行容疑で逮捕された東海学園大学の教授、「ミスターコンテスト」準グランプリの過去と評判

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逮捕前日、新任教授は卒業論文のテーマを決めた学生にハッパをかけるように、
【写真】ミスターコンテストで見せた容疑者の“ちょい不良”写真、女子生徒に絡む容疑者など《さぁ、何人が卒業へ辿り着けるのか??サバイバルレースが始まります》 とフェイスブックに綴った。 しかし学生をゴールに導くどころか、自身がレースから消えるはめになったから無責任きわまりない。 18歳女性に性的暴行を加えたとして愛知県警天白署が10月19日、強制性交等の疑いで逮捕したのは名古屋市天白区にある東海学園大学教育学部の教授・山田一典(かずのり)容疑者(40)。

同県警によると、10月14日午後4時40分ごろ、同区内の集合住宅の室内で、当時18歳の被害女性に対し、暴行を加えて乱暴した疑いが持たれている。 警察の取り調べに対し、「女性と同意していました。無理矢理ではありません」 などと容疑を否認している。「乱暴された女性は両親と一緒に警察に相談に行き、犯行5日後のスピード逮捕となりました。被害者保護の観点などから、警察は容疑者と女性の関係性について明らかにしていません。なぜ室内でふたりきりになったかなど犯行に至った経緯を詳しく調べているようです」(全国紙社会部記者) 4月に教授として東海学園大学に迎え入れられたばかり。専門は幼児・学校体育の指導法などで、将来的に保育士や幼稚園教諭などを目指す学生を指導してきた。 セミナーでの発言などによると、運動神経に良し悪しは存在せず、遺伝よりも環境で大きく変化するというのが持論。裸足で運動することを推奨し、7月には砂浜で行うビーチサッカーを調査するなど現場主義だった。Jリーガーらトップアスリートのトレーニングに携わった経験もある。 授業を受けたことのある男子学生は、「指導熱心な先生です。学生にはフレンドリーに接し、厳しく叱ることはありませんでした。性犯罪をするタイプとは思えないので逮捕には本当に驚いています」 と話す。 大阪府堺市の出身。関西の私立高校を卒業後、上京して順天堂大学スポーツ健康科学部へ。大学院で体力トレーニングを学び、2011年に大阪体育大学大学院の博士課程を修了。福岡県で中・高の非常勤講師や短期大学の教員を務めたのち、19年に群馬県高崎市の新島学園短期大学コミュニティ子ども学科の准教授となり、今春からいよいよ教授として東海学園大学で教べんをとっていた。 同大の女子学生はその指導ぶりをこう話す。「熱っぽい授業をするので眠くならず、どちらかと言えば好印象でした。若づくりしている半面、やっぱりおじさんなので説教くさい言い方をすることはありましたね」 容疑者のツイッターでは確かに人生訓めいたつぶやきが散見される。《勉強は贅沢。嫌なら辞めればいい》(20年1月6日)《根拠なき自信。大いに結構。野心を持て!ギラギラしろ!若いうちの特権だ!でもね、他者へのリスペクトを欠く行為は、ただのアホ。個性とワガママを履き違えないでくれ》(20年4月6日) 自らを変革することに前向きで、《リモート形式の授業がこれを機に普及するなら、発信する側も対応しなくてはいけない。「今でしょ!」みたいな感じで、予備校の授業なんかを参考にした方が良いかも。でも絶対に勘違いしたらいけないのは、研究者は研究者であり、タレントでも評論家でも無い。根本的な性質が異なる》(20年5月4日) と考えを述べている。 昨年7月10日には危うい記述も……。《どっちが良いとか悪いでは無く、「慎重派」か「行動派」か?僕は「行動派」だなぁ。悩んでるという脳ミソのキャパが勿体ないし、少ない脳ミソで悩むくらいなら動いて感じたい》 それこそが勇気ある者の本能だとし、《その半面、「大人やねんから少しは考えろ!」って言われるけど。笑》 とオチまでつけていた。 組織批判もいとわなかったようだから学者としては型破りなのだろう。素顔は競馬とラーメン好きの資格マニア。昨年3月、『日本唐揚協会認定カラアゲニスト』『おにぎり協会オニギリスト』『日本ラーメン検定初級ラーメニスト』とたて続けに3つの資格を取得した。キャンパスライフではハロウィンの仮装パーティーで学生と一緒に記念写真を撮ったり、前任校の教え子がはるばる研究室まで遊びに来たりと、総じて人気者だったとみられる。ミスターコンテストで準グランプリ 昨年12月の前任校の学園祭では、いわゆるミスターコンテストに学生にまじってエントリー。 自身のフェイスブックで、《「キャンパスコンテスト・かっこいい部門」に出場しました(させられました!)。シャイな僕は、精一杯の演技をしました。そしてなんと…準グランプリまで頂きました。笑》 と報告。サングラスに葉巻をくわえ、胸元をざっくり開けた“ちょい不良オヤジ”風のコーディネートで場を盛り上げた。 これには知人から、《完全になんとかの帝王やん。笑》《楽しんでますね~》 と突っ込みが入ったほど。 私生活では妻子持ちのパパ。名古屋市に隣接する日進市で築30年以上のファミリー向け賃貸マンションで暮らす。家賃は月6万円台と比較的手頃で大学へは自家用車で通っていたとみられる。 マンションの住人は、「新しく入居してきた人だと思って挨拶したらスルーされた。感じが悪かった」 と正直な印象を口にする。 大学関係者によると、教職員のあいだでは 明るく元気な教員との評判だったという。 東海学園大学の松原武久学長は、「教員が逮捕された事実を重く受け止め、事実関係を確認の上、厳正に対処いたします」 とコメント。 大学に具体的な対処を尋ねると、「捜査の進展を待ち、処分が決まったら文字通り、厳しく、正しく対応します。もちろん本人の話もきちんと聞きます。担当するゼミや授業は代替教員を充てる方向で調整しており、できるだけ学生に迷惑がかからないようにします」(事務局)たとえ同意があっても、妻子持ちの身で… もし仮に、被害女性の同意があったと認められた場合、お咎めなしとなる可能性もあるのだろうか。だが、妻子持ちの身でありながら、学生とほぼ同年齢の女性と肉体関係を持った事実は否定していない。 前出の大学関係者は、「教育者を育てる教育学部の教員は、いわば“教師の教師”にあたる。不適切な行為であることは間違いないだろう」 と指摘する。 容疑者はかつて、ダウンタウンの松本人志さんの《人を志す。これがなかなか難しい。オレの永遠のテーマ》という名前にまつわるつぶやきをリツイートし、《一ばんの典になる。これがなかなか難しい。オレの永遠のテーマ》 と真似たことがある。 現実は、一番の手本どころではない卑劣な容疑がかけられている。
《さぁ、何人が卒業へ辿り着けるのか??サバイバルレースが始まります》
とフェイスブックに綴った。
しかし学生をゴールに導くどころか、自身がレースから消えるはめになったから無責任きわまりない。
18歳女性に性的暴行を加えたとして愛知県警天白署が10月19日、強制性交等の疑いで逮捕したのは名古屋市天白区にある東海学園大学教育学部の教授・山田一典(かずのり)容疑者(40)。
同県警によると、10月14日午後4時40分ごろ、同区内の集合住宅の室内で、当時18歳の被害女性に対し、暴行を加えて乱暴した疑いが持たれている。
警察の取り調べに対し、
「女性と同意していました。無理矢理ではありません」
などと容疑を否認している。
「乱暴された女性は両親と一緒に警察に相談に行き、犯行5日後のスピード逮捕となりました。被害者保護の観点などから、警察は容疑者と女性の関係性について明らかにしていません。なぜ室内でふたりきりになったかなど犯行に至った経緯を詳しく調べているようです」(全国紙社会部記者)
4月に教授として東海学園大学に迎え入れられたばかり。専門は幼児・学校体育の指導法などで、将来的に保育士や幼稚園教諭などを目指す学生を指導してきた。
セミナーでの発言などによると、運動神経に良し悪しは存在せず、遺伝よりも環境で大きく変化するというのが持論。裸足で運動することを推奨し、7月には砂浜で行うビーチサッカーを調査するなど現場主義だった。Jリーガーらトップアスリートのトレーニングに携わった経験もある。
授業を受けたことのある男子学生は、
「指導熱心な先生です。学生にはフレンドリーに接し、厳しく叱ることはありませんでした。性犯罪をするタイプとは思えないので逮捕には本当に驚いています」
と話す。
大阪府堺市の出身。関西の私立高校を卒業後、上京して順天堂大学スポーツ健康科学部へ。大学院で体力トレーニングを学び、2011年に大阪体育大学大学院の博士課程を修了。福岡県で中・高の非常勤講師や短期大学の教員を務めたのち、19年に群馬県高崎市の新島学園短期大学コミュニティ子ども学科の准教授となり、今春からいよいよ教授として東海学園大学で教べんをとっていた。
同大の女子学生はその指導ぶりをこう話す。
「熱っぽい授業をするので眠くならず、どちらかと言えば好印象でした。若づくりしている半面、やっぱりおじさんなので説教くさい言い方をすることはありましたね」
容疑者のツイッターでは確かに人生訓めいたつぶやきが散見される。
《勉強は贅沢。嫌なら辞めればいい》(20年1月6日)
《根拠なき自信。大いに結構。野心を持て!ギラギラしろ!若いうちの特権だ!でもね、他者へのリスペクトを欠く行為は、ただのアホ。個性とワガママを履き違えないでくれ》(20年4月6日)
自らを変革することに前向きで、
《リモート形式の授業がこれを機に普及するなら、発信する側も対応しなくてはいけない。「今でしょ!」みたいな感じで、予備校の授業なんかを参考にした方が良いかも。でも絶対に勘違いしたらいけないのは、研究者は研究者であり、タレントでも評論家でも無い。根本的な性質が異なる》(20年5月4日)
と考えを述べている。
昨年7月10日には危うい記述も……。
《どっちが良いとか悪いでは無く、「慎重派」か「行動派」か?僕は「行動派」だなぁ。悩んでるという脳ミソのキャパが勿体ないし、少ない脳ミソで悩むくらいなら動いて感じたい》
それこそが勇気ある者の本能だとし、
《その半面、「大人やねんから少しは考えろ!」って言われるけど。笑》
とオチまでつけていた。
組織批判もいとわなかったようだから学者としては型破りなのだろう。素顔は競馬とラーメン好きの資格マニア。昨年3月、『日本唐揚協会認定カラアゲニスト』『おにぎり協会オニギリスト』『日本ラーメン検定初級ラーメニスト』とたて続けに3つの資格を取得した。キャンパスライフではハロウィンの仮装パーティーで学生と一緒に記念写真を撮ったり、前任校の教え子がはるばる研究室まで遊びに来たりと、総じて人気者だったとみられる。
昨年12月の前任校の学園祭では、いわゆるミスターコンテストに学生にまじってエントリー。
自身のフェイスブックで、
《「キャンパスコンテスト・かっこいい部門」に出場しました(させられました!)。シャイな僕は、精一杯の演技をしました。そしてなんと…準グランプリまで頂きました。笑》
と報告。サングラスに葉巻をくわえ、胸元をざっくり開けた“ちょい不良オヤジ”風のコーディネートで場を盛り上げた。
これには知人から、
《完全になんとかの帝王やん。笑》
《楽しんでますね~》
と突っ込みが入ったほど。
私生活では妻子持ちのパパ。名古屋市に隣接する日進市で築30年以上のファミリー向け賃貸マンションで暮らす。家賃は月6万円台と比較的手頃で大学へは自家用車で通っていたとみられる。
マンションの住人は、
「新しく入居してきた人だと思って挨拶したらスルーされた。感じが悪かった」
と正直な印象を口にする。
大学関係者によると、教職員のあいだでは 明るく元気な教員との評判だったという。
東海学園大学の松原武久学長は、
「教員が逮捕された事実を重く受け止め、事実関係を確認の上、厳正に対処いたします」
とコメント。
大学に具体的な対処を尋ねると、
「捜査の進展を待ち、処分が決まったら文字通り、厳しく、正しく対応します。もちろん本人の話もきちんと聞きます。担当するゼミや授業は代替教員を充てる方向で調整しており、できるだけ学生に迷惑がかからないようにします」(事務局)
もし仮に、被害女性の同意があったと認められた場合、お咎めなしとなる可能性もあるのだろうか。だが、妻子持ちの身でありながら、学生とほぼ同年齢の女性と肉体関係を持った事実は否定していない。
前出の大学関係者は、
「教育者を育てる教育学部の教員は、いわば“教師の教師”にあたる。不適切な行為であることは間違いないだろう」
と指摘する。
容疑者はかつて、ダウンタウンの松本人志さんの《人を志す。これがなかなか難しい。オレの永遠のテーマ》という名前にまつわるつぶやきをリツイートし、
《一ばんの典になる。これがなかなか難しい。オレの永遠のテーマ》
と真似たことがある。
現実は、一番の手本どころではない卑劣な容疑がかけられている。

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