宝塚の宙組トップスター芹香斗亜さん、退団の理由に劇団員死亡は「直接関係ない」…宙組には「みんな健康で幸せになってほしい」

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来年4月に退団する宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の宙(そら)組トップスター、芹香斗亜(せりかとあ)さんの記者会見が3日、大阪市内で開かれた。
芹香さんは、「舞台と向き合い、自分自身と向き合うことができたのもファンの支えのおかげ。卒業するその日まで、感謝の気持ちを舞台からお返ししたい」と語った。
芹香さんは2005年に宝塚音楽学校に入学し、07年に入団。星組、花組を経て17年に宙組に移り、昨年6月、トップに就任した。
宙組では昨年9月、所属していた劇団員の女性(当時25歳)が死亡した。歌劇団側は過重労働と上級生らによるパワハラ行為を認め、今年3月、遺族に謝罪。宙組公演は、昨年10月から今年6月まで休止された。
この日、芹香さんは光沢のある白いパンツスーツで登壇。退団の理由について「トップに就任した時に、本公演3作品を自分のゴールと決めた」と語った。劇団員の死亡が影響したかと問われ、「直接、関係があることではない」と否定した。
約9か月ぶりの公演となったレビュー「ル・グラン・エスカリエ」について、「初日はすごく緊張したが、お客様の拍手を聞いて、(入団してからの)18年間で最も幸せで最も温かい空気を感じられた」と振り返った。
今後については「全く見えていない」と言い、宙組に望むこととして、「みんな健康で、心から幸せになってほしいと思います」と述べた。

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