「マスク外し敗戦」佐藤天彦九段の不服申立書、将棋連盟が受理

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将棋の対局中、マスクを外した臨時対局規定違反で反則負けとなった佐藤天彦九段(34)が日本将棋連盟常務会に対し、「反則負け判定の取り消し」などを求めて不服申立書を提出した問題で、同常務会は2日、不服申立書を受理した。
今後は、反則負けの判定をした同連盟会長の佐藤康光九段(53)と同連盟常務理事の鈴木大介九段(48)の裁定者2人を除く5人の常勤理事(現役棋士4人と現役女流棋士1人)が対応するという。
同連盟によると、反則負けの判定が正しかったかどうかの調査・審理について、同連盟常務会が行うのか、あるいは第三者委員会などの外部組織を立ち上げて行うのかなどを含め、協議・検討していくという。
申立書では、マスクを外した事実を認め、「深く反省する。しかし、故意でなく、盤面に集中することによる過失」と説明。反則負けの根拠となった規定に関し、「故意だけでなく、過失による違反も含むか明文化されていない」と指摘した。対局のやり直しや規定の適用基準の明確化なども求めている。

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