田原総一朗氏が中国の政権トップに会えたら「坊主になります」識者が「朝生」で衝撃宣言

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ジャーナリスト田原総一朗氏(90)が30日深夜、司会を務めるテレビ朝日系討論番組「朝まで生テレビ!」に生出演し、パネリストとの間で、中国の政権トップである習近平国家主席との面会実現可否による“丸刈り”の約束が取り付けられた。
番組では「戦争と平和」について討論。日中関係や台湾問題についても取り上げられた。拓大顧問の森本敏氏が、「米国は台湾を、自分の犠牲を払ってまで助けようとはおそらくやらない」と持論を展開。田原氏は日本が対応すべきとすると、森本氏「無理ですよ」、田原氏が「無理じゃない!」と議論の応酬が繰り広げられた。
ここで産経新聞上席論説委員の乾正人氏が「30年前はできたけど、二階さんが行っても習近平と会えない状況だから、無理なんですよ」と、日中友好議員連盟の二階俊博会長(自民党元幹事長)が今月に訪中した際、習近平氏との面会が実現しなかったことを指摘。乾氏は「残念ながら、日中間のパイプはいまや、ほとんどないと言っても過言ではありません。昔は田原さんが習近平と会えた時代もあった」と、田原氏がかつて、国家主席になる直前の習近平氏と約30分間、面会したことをあげた。田原氏はすかさず「今も会えます!」と主張した。
乾氏は冷静に「会えないと思いますよ、私は。1回会ってもらいたいね」としながらも「今は習近平自体が変質しちゃって」と指摘。一方、田原氏は「違う!会ったら、会ったって言いますよ。僕は会うつもりだから」と笑いながらも強調した。乾氏は「会って下さいよ、ぜひ」とおだやかに応じたが、「二階さんでさえも会えなくなっている。そういうかたくなな、中国の体制が変化している。今は何を日本が言おうと、ほとんど意味がないんですよ。日本ができるのは本当に限られている。台湾もうまくやらないといけないけど、まずは身内を固めないと。防衛力を強化しないと」と、現在の中国について分析した。
田原氏は「習近平は大変危機感持っているよ。今、中国の経済、悪化しているんだから、非常に危機感を持っているよ」と私見を披露すると、乾氏は「危機感は持っているけど、それは対日融和策ではないです。強硬策に今、出てますから」とコメント。田原氏は「ま、僕が中国行って、習近平と会ったら『会った』ってことを言いますから」と、習近平氏に真意を確認する意向を示すと、乾氏は「その時は私も坊主(頭)になりますから。お約束します」と“実現不可能”であるとの主張を曲げなかった。
田原氏は指をさしながら一瞬真顔で「必ず坊主にするか!」と声を高く上げ、すぐに冗談ぽい笑顔に戻ると、乾氏も笑いながら「します。します。当然しますよ」と約束した。森本氏は田原氏に対し「会っただけではダメなんです」と、中身のある議論を求めると、パネリストからは「これだけ重要な問題が、少なくともここまで見た限り、自民党の総裁選の争点になってない」「立憲民主党もなってない」と、問題提起する声も上がった。
同番組は1987年スタートの長寿番組。現在は月1回、月末の金曜深夜に放送され、10月からBS朝日に移行する。

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