注射器密売で実刑判決 医療用13万本、京都の男

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覚醒剤の密売人の男女に約13万本の医療用注射器を売ったとして、麻薬特例法違反ほう助などの罪に問われた京都府向日市、無職藤井照久被告(47)の裁判員裁判で、松江地裁は2日、懲役4年6月、罰金200万円(求刑懲役6年、罰金200万円)の判決を言い渡した。被告は昨年9月まで京都府立医大北部医療センター(同府与謝野町)で臨床工学技士として働いていた。
畑口泰成裁判長は判決理由で、注射器の売却行為が「(覚醒剤の)密売継続に大きく役立ったことは明らかだ」と指摘。「医療従事者全体への信頼を損ないかねない恐れがあることも見過ごせない」と非難した。

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