「妻が娘から刺された」女性死亡、次女を殺人未遂容疑で逮捕 福岡

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同居する母親を包丁で切りつけたとして、福岡県警朝倉署は27日、同県筑前町石櫃(いしびつ)の無職の次女(27)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。母親は自宅で血を流して倒れており、病院に搬送されたが約1時間後に死亡が確認された。同署は今後、殺人容疑に切り替えて調べる方針。
<写真で見る>社会に衝撃を与えた事件
逮捕容疑は27日午前1時50分すぎ、自宅で母親(59)の首付近を包丁で切りつけ、殺害しようとしたとしている。同署によると、次女は黙秘しており、動機やトラブルの有無などを調べる。次女は精神疾患があるとみられるという。
同署によると、次女は両親と3人暮らしで、数日前から弟の長男が帰省していた。母親の叫び声を聞いた長男が2階から階段を駆け下りると、次女が廊下で包丁を手に持ち、立っていたという。事件直後に父親が「妻が娘から包丁で刺された」と119番した。
近くに住むアルバイトの男性(74)は「孫が小さい頃におさがりの服をもらったことがあるが、付き合いはそれぐらいしかない。夜中寝ていたらパトカーの音が聞こえた。ここに住んで45年以上だが、殺人事件など起きたことはなかった」と驚いた様子で話した。
現場はJR筑豊線筑前山家駅の南約1・3キロの田畑が広がる地域にある住宅地の一角。【栗栖由喜、平川昌範】

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