アメリカの永住権をゲットして「グアム暮らし」をはじめた家族が、渡米後に知った「意外な生活苦」

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筆者は、配偶者がアメリカのグリーンカード抽選プログラム(Diversity Visa Program)の抽選に当選したことをきっかけに、10月にグアムに移住しました。
移住し約1ヵ月が経とうとした今、実際に現地に住み始めて感じたこと、特に生活費に関することで感じたことを書いていきたいと思います。
筆者の家庭は、夫婦と子どもが一人の家庭です。日本では首都圏の3DKのアパートに住んでいて、家賃を含む、食費、通信費、社会保険料は次のようなものでした。
・家賃 13 万円・食費 7万円・通信費 1万3万円・社会保険料 3万円 合計:24万3000円
これに光熱費や教育費、雑費などを合わせると、およそ33万円(内訳:水道光熱費:1万9万円、衣料費:1万円、教育費:3万円、雑費その他: 3万円)。これが移住して大幅に変わります。
私たちのアメリカ生活は始まったばかりですが、いくつか決まっているものがあります。例えば家賃。現在の借家はバスルームとベットルームが2つ付いた2LDKで、観光客が多く訪れるグアムのエリアにありますが、ここが1,370ドル(水道代70ドルを含む)です。
Photo by iStock
現在の換算レートで約20万円になります。つまり、2022年1月1日現在の為替レート(1ドル=115,02円)で15万円が20万円と1.33倍くらいになっています。この率で他のものも上がるとすると、31万円×1.33≒42万円くらいの生活費がかかるということになります。これだけ費用が増えると、生活も苦しくなります。さらに、日本では考えられない費用が発生することもわかりました。それが健康保険料です。日本のサラリーマンの場合は、企業が折半し、健康保険料と厚生年金保険料を給与天引きの形で支払うので、その費用は月に数万円程度ですが、これをすべて個人で支払うことになります。私たちの場合もグアム日本人会が提供している3人以上の家族向け保険に加入する予定で、これが月額1,191ドル、日本円にして約18万円もかかります。「ポンド」買いは得か、損か?移住後の日用雑貨や食料品なども、まず「高い」というのが最初の印象です。米や日本の調味料はほとんど手に入りますが、円安やインフレの影響もあり、日本の食材に限らず1日で30%の値上がりなどがザラです。例えば業務用スーパーの米の価格は、10月15日の段階で5キロで1,290円、一方グアムでは、カリフォルニア米が、円に換算して4.5キロで1486円(10月14日のレート、1ドル148.78円で換算)と少しだけ割高の感覚です。ほか、野菜などは食べる分を小分けにして売られている日本とは違い、ポンドで売られているのがほとんどです。大家族で暮らすのであれば大量の野菜は問題はなくとも、3人家族の我が家では、逆にフードロスに陥る可能性もあり、なかなか手が伸びません。Photo by iStock その中で比較的手が出しやすかったのがもやしです。だた、これが非常に高く日本では1袋200グラムの値段が約20~30円に対し、アメリカでは1ポンド(約450グラム)で、円に換算すると430円もします。まだまだドルに慣れない生活のなかで、マーケットに行く際はレートで換算しながら、買い物をする日々ですが、同じ量で換算してもグアムの方が高いです。ただ、肉の価格だけは日本とほぼ同じのように感じました。 商品の品質については、ここでは書きません。なぜなら、グアムで販売しているものの多くは、アメリカ本土の西海岸からハワイを経由して船便で運ばれるものが大半であり、商品が到着するまでに、他のアメリカの各地域に比べ、多大な時間がかかるからです。銀行口座の気になる利息銀行の預金金利はどうでしょうか? ご存じの通り2022年に入り、FRBは何度も政策金利を引き上げており、その結果、今年初めに0~0.25%だった政策金利が、現在3~3.25%になっています。筆者もグアムに来て3日目に、銀行口座を開設しました。こちらでは、夫婦で1つの口座を持つことが一般的なのだそうで、私たちもそういう口座を開設しております。預金の種類としては、Checking(当座預金)とSavings(普通預金)が、普段使う口座となり、前者が小切手決済用の口座、後者が日本で言う普通預金口座となります。アメリカでは一般的に保険料の支払いなどは、小切手を決算手段に使われていることが多いと聞き、それが意外でした。利息がつくのは後者ですが、ここの預金利息は0.02%しかありません。日本の多くの銀行の普通預金金利が0.001%ですからこれに比べれば高いです。しかし、日本でもauじぶん銀行などの一部のネット専業銀行では、いくつかの条件が達成されることを条件に、0.1%などといった金利を適用していますから、意外に低いと思います。だから、アメリカ人は投資をするのかな、と思ってしまいました。アメリカでも、預入額や取引内容によってはSavingsでも2%の預金利息がつく場合もあるようですが、一般人には手の届かないというのが現実でした。Photo by iStock ちなみに、アメリカに移住しても、日本の銀行口座を持ち続けるためには、主にメガバンク(三菱UFJ、みずほ、三井住友の各銀行)に口座を保有していることを条件に、各銀行が提供しているサービスに加入することが必要です。じつは、アメリカの永住権取得者は、居住区が日本にあろうが、アメリカにあろうが、税務上はアメリカの居住者であるという見方をされます。米国の居住者の場合は税金逃れを防止するために制定された、外国口座コンプライアンス法(FATCA)というアメリカの法律に基づき、日本の金融機関がアメリカ合衆国内国歳入庁(IRS)に情報を開示しなくてはなりません。その情報開示を行える銀行が、これらメガバンクというわけです。グアムの道路事情アメリカの他の地域と同様にグアムも車社会で、公共交通機関はありません。通称”赤いシャトルバス”という、観光スポットを巡るバスはありますが、現在は1日6便しかなく、生活に使うのも現実的ではありません。なお、料金は、1回4ドルかかり、一日券だと10ドルで乗り放題となります。そのほかにも各種割引券があります。グアムでは、まだまだ日本車が一番多く走っています。特にトヨタ車は人気で、10年ものでも価格がつくそうです。レンタカー会社の社員のよれば、近年の中古車も不足した時期から、今も需給バランスはコロナ前に戻っていないそうです。観光地を巡る赤いシャトルバスアメリカでは州によっては独自の車検制度が敷かれています。基本的にグアムでは、1年に1回、車の点検をすることが義務付けられていますが、日本のそれとは方法が異なります。ガソリンスタンドに併設されている車の修理場などで車検の受付をすれば、15分~20分程度で車を見てもらえます。その後、グアム準州政府の歳入・税務(Department of Revenue & Taxation)に行き、修理場でもらった記入用紙を申請すれば完了です。近年はコロナ禍の影響もあり、申請手続きがオンラインのみとなっていました。費用は車の点検におよそ15ドル、申請でも重量にかかわらず100ドル程度で済みます。この金額で済むのは、アメリカのDIY文化があるからでしょう。 道路は、あちこち穴が空いていたり水たまりがあったりと、走るのが大変で車の故障も結構多いです。日本のJAFのようなものはないので、パンクなどが起きた場合は、自分で直さなくてはいけません。自分でひととおりの修理を行ってしまうのも、アメリカらしいと思います。グアムでの暮らしはまだ始まったばかりですが、生活コストは実に跳ね上がりました。現時点で分かっている費目内訳はこうです。(10月27日・1ドル=146.09円で換算)・家賃 13万円→約20万円(1,370ドル)=約1.5倍・食費 7万円→13万円(900ドル)=約2倍・通信費 1.3万円→約3.8万円(260ドル)=約2.9倍・健康保険料 3万円→約14.6万円(健康保険料・歯科に通院できないプラン、997ドル)=約4.8倍合計:51万4000円このほかにも、電気代などがかかります。いったいどのくらいかかるのか、想像もつきません。これだけの費用がかかる、そしてその割に商品やサービスの質が悪いアメリカで、どう収入を確保しながら暮らしていくか、これがこれからの課題になります。
現在の換算レートで約20万円になります。つまり、2022年1月1日現在の為替レート(1ドル=115,02円)で15万円が20万円と1.33倍くらいになっています。
この率で他のものも上がるとすると、31万円×1.33≒42万円くらいの生活費がかかるということになります。これだけ費用が増えると、生活も苦しくなります。さらに、日本では考えられない費用が発生することもわかりました。
それが健康保険料です。日本のサラリーマンの場合は、企業が折半し、健康保険料と厚生年金保険料を給与天引きの形で支払うので、その費用は月に数万円程度ですが、これをすべて個人で支払うことになります。
私たちの場合もグアム日本人会が提供している3人以上の家族向け保険に加入する予定で、これが月額1,191ドル、日本円にして約18万円もかかります。
移住後の日用雑貨や食料品なども、まず「高い」というのが最初の印象です。米や日本の調味料はほとんど手に入りますが、円安やインフレの影響もあり、日本の食材に限らず1日で30%の値上がりなどがザラです。
例えば業務用スーパーの米の価格は、10月15日の段階で5キロで1,290円、一方グアムでは、カリフォルニア米が、円に換算して4.5キロで1486円(10月14日のレート、1ドル148.78円で換算)と少しだけ割高の感覚です。
ほか、野菜などは食べる分を小分けにして売られている日本とは違い、ポンドで売られているのがほとんどです。大家族で暮らすのであれば大量の野菜は問題はなくとも、3人家族の我が家では、逆にフードロスに陥る可能性もあり、なかなか手が伸びません。
Photo by iStock
その中で比較的手が出しやすかったのがもやしです。だた、これが非常に高く日本では1袋200グラムの値段が約20~30円に対し、アメリカでは1ポンド(約450グラム)で、円に換算すると430円もします。まだまだドルに慣れない生活のなかで、マーケットに行く際はレートで換算しながら、買い物をする日々ですが、同じ量で換算してもグアムの方が高いです。ただ、肉の価格だけは日本とほぼ同じのように感じました。 商品の品質については、ここでは書きません。なぜなら、グアムで販売しているものの多くは、アメリカ本土の西海岸からハワイを経由して船便で運ばれるものが大半であり、商品が到着するまでに、他のアメリカの各地域に比べ、多大な時間がかかるからです。銀行口座の気になる利息銀行の預金金利はどうでしょうか? ご存じの通り2022年に入り、FRBは何度も政策金利を引き上げており、その結果、今年初めに0~0.25%だった政策金利が、現在3~3.25%になっています。筆者もグアムに来て3日目に、銀行口座を開設しました。こちらでは、夫婦で1つの口座を持つことが一般的なのだそうで、私たちもそういう口座を開設しております。預金の種類としては、Checking(当座預金)とSavings(普通預金)が、普段使う口座となり、前者が小切手決済用の口座、後者が日本で言う普通預金口座となります。アメリカでは一般的に保険料の支払いなどは、小切手を決算手段に使われていることが多いと聞き、それが意外でした。利息がつくのは後者ですが、ここの預金利息は0.02%しかありません。日本の多くの銀行の普通預金金利が0.001%ですからこれに比べれば高いです。しかし、日本でもauじぶん銀行などの一部のネット専業銀行では、いくつかの条件が達成されることを条件に、0.1%などといった金利を適用していますから、意外に低いと思います。だから、アメリカ人は投資をするのかな、と思ってしまいました。アメリカでも、預入額や取引内容によってはSavingsでも2%の預金利息がつく場合もあるようですが、一般人には手の届かないというのが現実でした。Photo by iStock ちなみに、アメリカに移住しても、日本の銀行口座を持ち続けるためには、主にメガバンク(三菱UFJ、みずほ、三井住友の各銀行)に口座を保有していることを条件に、各銀行が提供しているサービスに加入することが必要です。じつは、アメリカの永住権取得者は、居住区が日本にあろうが、アメリカにあろうが、税務上はアメリカの居住者であるという見方をされます。米国の居住者の場合は税金逃れを防止するために制定された、外国口座コンプライアンス法(FATCA)というアメリカの法律に基づき、日本の金融機関がアメリカ合衆国内国歳入庁(IRS)に情報を開示しなくてはなりません。その情報開示を行える銀行が、これらメガバンクというわけです。グアムの道路事情アメリカの他の地域と同様にグアムも車社会で、公共交通機関はありません。通称”赤いシャトルバス”という、観光スポットを巡るバスはありますが、現在は1日6便しかなく、生活に使うのも現実的ではありません。なお、料金は、1回4ドルかかり、一日券だと10ドルで乗り放題となります。そのほかにも各種割引券があります。グアムでは、まだまだ日本車が一番多く走っています。特にトヨタ車は人気で、10年ものでも価格がつくそうです。レンタカー会社の社員のよれば、近年の中古車も不足した時期から、今も需給バランスはコロナ前に戻っていないそうです。観光地を巡る赤いシャトルバスアメリカでは州によっては独自の車検制度が敷かれています。基本的にグアムでは、1年に1回、車の点検をすることが義務付けられていますが、日本のそれとは方法が異なります。ガソリンスタンドに併設されている車の修理場などで車検の受付をすれば、15分~20分程度で車を見てもらえます。その後、グアム準州政府の歳入・税務(Department of Revenue & Taxation)に行き、修理場でもらった記入用紙を申請すれば完了です。近年はコロナ禍の影響もあり、申請手続きがオンラインのみとなっていました。費用は車の点検におよそ15ドル、申請でも重量にかかわらず100ドル程度で済みます。この金額で済むのは、アメリカのDIY文化があるからでしょう。 道路は、あちこち穴が空いていたり水たまりがあったりと、走るのが大変で車の故障も結構多いです。日本のJAFのようなものはないので、パンクなどが起きた場合は、自分で直さなくてはいけません。自分でひととおりの修理を行ってしまうのも、アメリカらしいと思います。グアムでの暮らしはまだ始まったばかりですが、生活コストは実に跳ね上がりました。現時点で分かっている費目内訳はこうです。(10月27日・1ドル=146.09円で換算)・家賃 13万円→約20万円(1,370ドル)=約1.5倍・食費 7万円→13万円(900ドル)=約2倍・通信費 1.3万円→約3.8万円(260ドル)=約2.9倍・健康保険料 3万円→約14.6万円(健康保険料・歯科に通院できないプラン、997ドル)=約4.8倍合計:51万4000円このほかにも、電気代などがかかります。いったいどのくらいかかるのか、想像もつきません。これだけの費用がかかる、そしてその割に商品やサービスの質が悪いアメリカで、どう収入を確保しながら暮らしていくか、これがこれからの課題になります。
その中で比較的手が出しやすかったのがもやしです。だた、これが非常に高く日本では1袋200グラムの値段が約20~30円に対し、アメリカでは1ポンド(約450グラム)で、円に換算すると430円もします。
まだまだドルに慣れない生活のなかで、マーケットに行く際はレートで換算しながら、買い物をする日々ですが、同じ量で換算してもグアムの方が高いです。ただ、肉の価格だけは日本とほぼ同じのように感じました。 商品の品質については、ここでは書きません。なぜなら、グアムで販売しているものの多くは、アメリカ本土の西海岸からハワイを経由して船便で運ばれるものが大半であり、商品が到着するまでに、他のアメリカの各地域に比べ、多大な時間がかかるからです。
銀行の預金金利はどうでしょうか? ご存じの通り2022年に入り、FRBは何度も政策金利を引き上げており、その結果、今年初めに0~0.25%だった政策金利が、現在3~3.25%になっています。
筆者もグアムに来て3日目に、銀行口座を開設しました。こちらでは、夫婦で1つの口座を持つことが一般的なのだそうで、私たちもそういう口座を開設しております。
預金の種類としては、Checking(当座預金)とSavings(普通預金)が、普段使う口座となり、前者が小切手決済用の口座、後者が日本で言う普通預金口座となります。アメリカでは一般的に保険料の支払いなどは、小切手を決算手段に使われていることが多いと聞き、それが意外でした。
利息がつくのは後者ですが、ここの預金利息は0.02%しかありません。日本の多くの銀行の普通預金金利が0.001%ですからこれに比べれば高いです。
しかし、日本でもauじぶん銀行などの一部のネット専業銀行では、いくつかの条件が達成されることを条件に、0.1%などといった金利を適用していますから、意外に低いと思います。だから、アメリカ人は投資をするのかな、と思ってしまいました。
アメリカでも、預入額や取引内容によってはSavingsでも2%の預金利息がつく場合もあるようですが、一般人には手の届かないというのが現実でした。
Photo by iStock
ちなみに、アメリカに移住しても、日本の銀行口座を持ち続けるためには、主にメガバンク(三菱UFJ、みずほ、三井住友の各銀行)に口座を保有していることを条件に、各銀行が提供しているサービスに加入することが必要です。じつは、アメリカの永住権取得者は、居住区が日本にあろうが、アメリカにあろうが、税務上はアメリカの居住者であるという見方をされます。米国の居住者の場合は税金逃れを防止するために制定された、外国口座コンプライアンス法(FATCA)というアメリカの法律に基づき、日本の金融機関がアメリカ合衆国内国歳入庁(IRS)に情報を開示しなくてはなりません。その情報開示を行える銀行が、これらメガバンクというわけです。グアムの道路事情アメリカの他の地域と同様にグアムも車社会で、公共交通機関はありません。通称”赤いシャトルバス”という、観光スポットを巡るバスはありますが、現在は1日6便しかなく、生活に使うのも現実的ではありません。なお、料金は、1回4ドルかかり、一日券だと10ドルで乗り放題となります。そのほかにも各種割引券があります。グアムでは、まだまだ日本車が一番多く走っています。特にトヨタ車は人気で、10年ものでも価格がつくそうです。レンタカー会社の社員のよれば、近年の中古車も不足した時期から、今も需給バランスはコロナ前に戻っていないそうです。観光地を巡る赤いシャトルバスアメリカでは州によっては独自の車検制度が敷かれています。基本的にグアムでは、1年に1回、車の点検をすることが義務付けられていますが、日本のそれとは方法が異なります。ガソリンスタンドに併設されている車の修理場などで車検の受付をすれば、15分~20分程度で車を見てもらえます。その後、グアム準州政府の歳入・税務(Department of Revenue & Taxation)に行き、修理場でもらった記入用紙を申請すれば完了です。近年はコロナ禍の影響もあり、申請手続きがオンラインのみとなっていました。費用は車の点検におよそ15ドル、申請でも重量にかかわらず100ドル程度で済みます。この金額で済むのは、アメリカのDIY文化があるからでしょう。 道路は、あちこち穴が空いていたり水たまりがあったりと、走るのが大変で車の故障も結構多いです。日本のJAFのようなものはないので、パンクなどが起きた場合は、自分で直さなくてはいけません。自分でひととおりの修理を行ってしまうのも、アメリカらしいと思います。グアムでの暮らしはまだ始まったばかりですが、生活コストは実に跳ね上がりました。現時点で分かっている費目内訳はこうです。(10月27日・1ドル=146.09円で換算)・家賃 13万円→約20万円(1,370ドル)=約1.5倍・食費 7万円→13万円(900ドル)=約2倍・通信費 1.3万円→約3.8万円(260ドル)=約2.9倍・健康保険料 3万円→約14.6万円(健康保険料・歯科に通院できないプラン、997ドル)=約4.8倍合計:51万4000円このほかにも、電気代などがかかります。いったいどのくらいかかるのか、想像もつきません。これだけの費用がかかる、そしてその割に商品やサービスの質が悪いアメリカで、どう収入を確保しながら暮らしていくか、これがこれからの課題になります。
ちなみに、アメリカに移住しても、日本の銀行口座を持ち続けるためには、主にメガバンク(三菱UFJ、みずほ、三井住友の各銀行)に口座を保有していることを条件に、各銀行が提供しているサービスに加入することが必要です。
じつは、アメリカの永住権取得者は、居住区が日本にあろうが、アメリカにあろうが、税務上はアメリカの居住者であるという見方をされます。米国の居住者の場合は税金逃れを防止するために制定された、外国口座コンプライアンス法(FATCA)というアメリカの法律に基づき、日本の金融機関がアメリカ合衆国内国歳入庁(IRS)に情報を開示しなくてはなりません。
その情報開示を行える銀行が、これらメガバンクというわけです。
アメリカの他の地域と同様にグアムも車社会で、公共交通機関はありません。通称”赤いシャトルバス”という、観光スポットを巡るバスはありますが、現在は1日6便しかなく、生活に使うのも現実的ではありません。なお、料金は、1回4ドルかかり、一日券だと10ドルで乗り放題となります。そのほかにも各種割引券があります。
グアムでは、まだまだ日本車が一番多く走っています。特にトヨタ車は人気で、10年ものでも価格がつくそうです。レンタカー会社の社員のよれば、近年の中古車も不足した時期から、今も需給バランスはコロナ前に戻っていないそうです。
観光地を巡る赤いシャトルバス
アメリカでは州によっては独自の車検制度が敷かれています。基本的にグアムでは、1年に1回、車の点検をすることが義務付けられていますが、日本のそれとは方法が異なります。
ガソリンスタンドに併設されている車の修理場などで車検の受付をすれば、15分~20分程度で車を見てもらえます。その後、グアム準州政府の歳入・税務(Department of Revenue & Taxation)に行き、修理場でもらった記入用紙を申請すれば完了です。
近年はコロナ禍の影響もあり、申請手続きがオンラインのみとなっていました。費用は車の点検におよそ15ドル、申請でも重量にかかわらず100ドル程度で済みます。この金額で済むのは、アメリカのDIY文化があるからでしょう。
道路は、あちこち穴が空いていたり水たまりがあったりと、走るのが大変で車の故障も結構多いです。日本のJAFのようなものはないので、パンクなどが起きた場合は、自分で直さなくてはいけません。自分でひととおりの修理を行ってしまうのも、アメリカらしいと思います。グアムでの暮らしはまだ始まったばかりですが、生活コストは実に跳ね上がりました。現時点で分かっている費目内訳はこうです。(10月27日・1ドル=146.09円で換算)・家賃 13万円→約20万円(1,370ドル)=約1.5倍・食費 7万円→13万円(900ドル)=約2倍・通信費 1.3万円→約3.8万円(260ドル)=約2.9倍・健康保険料 3万円→約14.6万円(健康保険料・歯科に通院できないプラン、997ドル)=約4.8倍合計:51万4000円このほかにも、電気代などがかかります。いったいどのくらいかかるのか、想像もつきません。これだけの費用がかかる、そしてその割に商品やサービスの質が悪いアメリカで、どう収入を確保しながら暮らしていくか、これがこれからの課題になります。
道路は、あちこち穴が空いていたり水たまりがあったりと、走るのが大変で車の故障も結構多いです。日本のJAFのようなものはないので、パンクなどが起きた場合は、自分で直さなくてはいけません。自分でひととおりの修理を行ってしまうのも、アメリカらしいと思います。
グアムでの暮らしはまだ始まったばかりですが、生活コストは実に跳ね上がりました。現時点で分かっている費目内訳はこうです。(10月27日・1ドル=146.09円で換算)
・家賃 13万円→約20万円(1,370ドル)=約1.5倍・食費 7万円→13万円(900ドル)=約2倍・通信費 1.3万円→約3.8万円(260ドル)=約2.9倍・健康保険料 3万円→約14.6万円(健康保険料・歯科に通院できないプラン、997ドル)=約4.8倍合計:51万4000円
このほかにも、電気代などがかかります。いったいどのくらいかかるのか、想像もつきません。
これだけの費用がかかる、そしてその割に商品やサービスの質が悪いアメリカで、どう収入を確保しながら暮らしていくか、これがこれからの課題になります。

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