【横山 光昭】約2万4000件の家計診断から断言!「貯まらない人」のムダな固定費「ワースト10」

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「貯める力」をつけるには、ケチケチ節約術より「固定費カット」が早道である……。そうアドバイスするのは、新刊『90日で貯める力をつける本』を発表した、家計再生コンサルタントで約2万4000件の家計診断経験があるファイナンシャルプランナーの横山光昭氏だ。そんな横山氏に、削ったほうがいいムダな固定費「ワースト10」を挙げてもらった。
お金を貯めるには、出ていくお金(支出)を抑えなければなりませんね。まず、支出の内容は2種類あるということを覚えましょう。毎月支払額がきっちり決まっている「固定費(固定支出)」と、月に応じて支払額が変わる「変動費(変動支出)」です。
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・固定費……家賃、生命保険料、携帯代、など
・変動費……食費、光熱費、など
残念なことに、ほとんどのみなさんは固定費を気にしません。毎月一定の金額がごっそり消えていくのに、減らせるなんて思ってもみないのです。逆に、やりくりで低く抑えられるかもしれない変動費にばかり目がいきがちです。よく雑誌などに載っている節約ややりくり術というのは、食費や光熱費などの、金額が毎月変わる変動費部分に取り組むことなのです。やりくりの出来に左右されるのですから、安定した効果は望めませんよね。一方、固定費は毎月決まった金額だけに、一度そぎ落とせば、その分は安定した結果が伴います。裏を返せば、固定費はカットしないかぎり、あなたから永遠にお金を搾取しつづけるものだともいえます。ちなみに、使わなくても必ず支出が発生する携帯代とか、インターネットの使用料も、固定費として意識する必要があります。使わないお金を増やして収入アップするには、固定費からカットすることが先決です。それには、まず固定費とは何なのか、どうして支払っているのか、その背景に何があるのか、自分できちんと納得しなければなりません。企業の「仕掛け」から距離を取ろう便利なモノやサービス、情報があふれる現代社会。私たちはそれらの便利さ、手軽さに当たり前のようになじみ、生活しています。一度知った便利さへの欲求は尽きることなく、世の中の進化は劇的なまでのスピードで加速していますよね。Photo by iStock ただその加速感は何かを引き連れているように感じられます。それはどちらかというと、即座には信用できないというか、本質が見えづらいもの。色でたとえると、グレーな雰囲気のものです。それこそが、私たちにお金を使わせるおおもとなのです。私たちがふだん目にしているモノや情報には、必要としている「便利さ」だけではなく、何らかの「仕掛け」が施されています。たとえばそれは、「おトクに!」「キャンペーンとして」「今だけ限定サービス!」といったフレーズであり、サービス利用に関しての付加条件であり、高額商品の分割払いであったりします。つまりは「固定的な支払い」を伴っていることが多いのです。モノやサービスを売ろうとする側からすれば、そういった仕掛けは当然のことであり、まさにビジネス上の仕組みづくりです。悪いことではありません。モノやサービスを提供する企業からすれば、一度に大きな金額が入らなくとも多くの利用者から安定して売上が毎月入ることがありがたいのです。逆に利用者からすれば一度に高額の支払いは無理だけれど、毎月小額ずつ負担するのなら何とかできるので、つい払ってしまいます。しかし、その仕組みに当たり前のようにつきあっていると貯金どころか家計がうまく維持できなくなるのも当然です。これまで何も考えずにぜい肉のように身につけてきた支払い習慣を、今後の貯金の妨げとしないために、まずは毎月の固定費を疑ってみてください。固定費とは、企業と利用者の利害がマッチングした縮図にはまり込んでいる状態であり、そのせいで私たちが見落としがちになることを意識しましょう。生活をむしばむ固定費「ワースト10」見落としがちになるからこそ、固定費を見直すことで得られるメリットが大きいことは、先にも説明させていただいたとおり。固定費のカットは、転職や副業、昇進による年収アップをはかるより、ずっと効率的でカンタンな収入アップです。Photo by iStockそれでは、どんなものが固定費にあたるのでしょう? 毎月必ず払う必要のあるものを、「固定費」というくくりで見ていきます。約2万4000件の家計診断の経験から、多くの人が抱えがちなムダな固定費を、次のように順位づけしてみました。 【ムダな固定費ワースト10】1位……必要以上のデータ量を契約している携帯代2位……生命保険の不要な保障3位……当たり前に利用してしまう割高なデリバリー代4位……契約して忘れてしまっているサブスク代5位……週に1度しか乗らない自動車の駐車場代、任意保険料6位……毎朝の習慣となっているラテマネー7位……意味のない飲み会の交際費、タクシー代8位……毎日の外食ランチ代9位……過剰なまでのお酒代、タバコ代10位……下ろすたびに引かれるATM手数料まだあるムダな「固定費」の数々いかがでしょうか? いくつか、思いあたる項目があるのでは?ほかにも、こんなものがあげられます。 ・ポイントめあてにかえって支払いが増えるクレジットカード払い・ほとんど行かないスポーツクラブの月(年)会費・活用できていないオンラインサロンの会費・定期的に届くサプリメントや飲料水代・行きすぎなまでの娯楽費・捨てられないものを預けておく貸し倉庫代状況によりますが、基本的にすべて「浪費」に該当するものです。あなたご自身も分かっているようにすべてムダですから、ザクザクと積極的に削り落としてください。それだけでも、収入アップへの第一段階は完了です。また、借金(キャッシングやクレジットカードでの分割払い)の利息、ギャンブル(パチンコや競馬)などの遊興費、脈のない異性への貢ぎ物代、そんなものは当然にムダづかいです。
残念なことに、ほとんどのみなさんは固定費を気にしません。毎月一定の金額がごっそり消えていくのに、減らせるなんて思ってもみないのです。
逆に、やりくりで低く抑えられるかもしれない変動費にばかり目がいきがちです。
よく雑誌などに載っている節約ややりくり術というのは、食費や光熱費などの、金額が毎月変わる変動費部分に取り組むことなのです。やりくりの出来に左右されるのですから、安定した効果は望めませんよね。
一方、固定費は毎月決まった金額だけに、一度そぎ落とせば、その分は安定した結果が伴います。裏を返せば、固定費はカットしないかぎり、あなたから永遠にお金を搾取しつづけるものだともいえます。
ちなみに、使わなくても必ず支出が発生する携帯代とか、インターネットの使用料も、固定費として意識する必要があります。
使わないお金を増やして収入アップするには、固定費からカットすることが先決です。
それには、まず固定費とは何なのか、どうして支払っているのか、その背景に何があるのか、自分できちんと納得しなければなりません。
便利なモノやサービス、情報があふれる現代社会。私たちはそれらの便利さ、手軽さに当たり前のようになじみ、生活しています。一度知った便利さへの欲求は尽きることなく、世の中の進化は劇的なまでのスピードで加速していますよね。
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ただその加速感は何かを引き連れているように感じられます。それはどちらかというと、即座には信用できないというか、本質が見えづらいもの。色でたとえると、グレーな雰囲気のものです。それこそが、私たちにお金を使わせるおおもとなのです。私たちがふだん目にしているモノや情報には、必要としている「便利さ」だけではなく、何らかの「仕掛け」が施されています。たとえばそれは、「おトクに!」「キャンペーンとして」「今だけ限定サービス!」といったフレーズであり、サービス利用に関しての付加条件であり、高額商品の分割払いであったりします。つまりは「固定的な支払い」を伴っていることが多いのです。モノやサービスを売ろうとする側からすれば、そういった仕掛けは当然のことであり、まさにビジネス上の仕組みづくりです。悪いことではありません。モノやサービスを提供する企業からすれば、一度に大きな金額が入らなくとも多くの利用者から安定して売上が毎月入ることがありがたいのです。逆に利用者からすれば一度に高額の支払いは無理だけれど、毎月小額ずつ負担するのなら何とかできるので、つい払ってしまいます。しかし、その仕組みに当たり前のようにつきあっていると貯金どころか家計がうまく維持できなくなるのも当然です。これまで何も考えずにぜい肉のように身につけてきた支払い習慣を、今後の貯金の妨げとしないために、まずは毎月の固定費を疑ってみてください。固定費とは、企業と利用者の利害がマッチングした縮図にはまり込んでいる状態であり、そのせいで私たちが見落としがちになることを意識しましょう。生活をむしばむ固定費「ワースト10」見落としがちになるからこそ、固定費を見直すことで得られるメリットが大きいことは、先にも説明させていただいたとおり。固定費のカットは、転職や副業、昇進による年収アップをはかるより、ずっと効率的でカンタンな収入アップです。Photo by iStockそれでは、どんなものが固定費にあたるのでしょう? 毎月必ず払う必要のあるものを、「固定費」というくくりで見ていきます。約2万4000件の家計診断の経験から、多くの人が抱えがちなムダな固定費を、次のように順位づけしてみました。 【ムダな固定費ワースト10】1位……必要以上のデータ量を契約している携帯代2位……生命保険の不要な保障3位……当たり前に利用してしまう割高なデリバリー代4位……契約して忘れてしまっているサブスク代5位……週に1度しか乗らない自動車の駐車場代、任意保険料6位……毎朝の習慣となっているラテマネー7位……意味のない飲み会の交際費、タクシー代8位……毎日の外食ランチ代9位……過剰なまでのお酒代、タバコ代10位……下ろすたびに引かれるATM手数料まだあるムダな「固定費」の数々いかがでしょうか? いくつか、思いあたる項目があるのでは?ほかにも、こんなものがあげられます。 ・ポイントめあてにかえって支払いが増えるクレジットカード払い・ほとんど行かないスポーツクラブの月(年)会費・活用できていないオンラインサロンの会費・定期的に届くサプリメントや飲料水代・行きすぎなまでの娯楽費・捨てられないものを預けておく貸し倉庫代状況によりますが、基本的にすべて「浪費」に該当するものです。あなたご自身も分かっているようにすべてムダですから、ザクザクと積極的に削り落としてください。それだけでも、収入アップへの第一段階は完了です。また、借金(キャッシングやクレジットカードでの分割払い)の利息、ギャンブル(パチンコや競馬)などの遊興費、脈のない異性への貢ぎ物代、そんなものは当然にムダづかいです。
ただその加速感は何かを引き連れているように感じられます。それはどちらかというと、即座には信用できないというか、本質が見えづらいもの。色でたとえると、グレーな雰囲気のものです。
それこそが、私たちにお金を使わせるおおもとなのです。私たちがふだん目にしているモノや情報には、必要としている「便利さ」だけではなく、何らかの「仕掛け」が施されています。
たとえばそれは、「おトクに!」「キャンペーンとして」「今だけ限定サービス!」といったフレーズであり、サービス利用に関しての付加条件であり、高額商品の分割払いであったりします。
つまりは「固定的な支払い」を伴っていることが多いのです。
モノやサービスを売ろうとする側からすれば、そういった仕掛けは当然のことであり、まさにビジネス上の仕組みづくりです。悪いことではありません。
モノやサービスを提供する企業からすれば、一度に大きな金額が入らなくとも多くの利用者から安定して売上が毎月入ることがありがたいのです。逆に利用者からすれば一度に高額の支払いは無理だけれど、毎月小額ずつ負担するのなら何とかできるので、つい払ってしまいます。
しかし、その仕組みに当たり前のようにつきあっていると貯金どころか家計がうまく維持できなくなるのも当然です。
これまで何も考えずにぜい肉のように身につけてきた支払い習慣を、今後の貯金の妨げとしないために、まずは毎月の固定費を疑ってみてください。
固定費とは、企業と利用者の利害がマッチングした縮図にはまり込んでいる状態であり、そのせいで私たちが見落としがちになることを意識しましょう。
見落としがちになるからこそ、固定費を見直すことで得られるメリットが大きいことは、先にも説明させていただいたとおり。固定費のカットは、転職や副業、昇進による年収アップをはかるより、ずっと効率的でカンタンな収入アップです。
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それでは、どんなものが固定費にあたるのでしょう? 毎月必ず払う必要のあるものを、「固定費」というくくりで見ていきます。
約2万4000件の家計診断の経験から、多くの人が抱えがちなムダな固定費を、次のように順位づけしてみました。
【ムダな固定費ワースト10】1位……必要以上のデータ量を契約している携帯代2位……生命保険の不要な保障3位……当たり前に利用してしまう割高なデリバリー代4位……契約して忘れてしまっているサブスク代5位……週に1度しか乗らない自動車の駐車場代、任意保険料6位……毎朝の習慣となっているラテマネー7位……意味のない飲み会の交際費、タクシー代8位……毎日の外食ランチ代9位……過剰なまでのお酒代、タバコ代10位……下ろすたびに引かれるATM手数料まだあるムダな「固定費」の数々いかがでしょうか? いくつか、思いあたる項目があるのでは?ほかにも、こんなものがあげられます。 ・ポイントめあてにかえって支払いが増えるクレジットカード払い・ほとんど行かないスポーツクラブの月(年)会費・活用できていないオンラインサロンの会費・定期的に届くサプリメントや飲料水代・行きすぎなまでの娯楽費・捨てられないものを預けておく貸し倉庫代状況によりますが、基本的にすべて「浪費」に該当するものです。あなたご自身も分かっているようにすべてムダですから、ザクザクと積極的に削り落としてください。それだけでも、収入アップへの第一段階は完了です。また、借金(キャッシングやクレジットカードでの分割払い)の利息、ギャンブル(パチンコや競馬)などの遊興費、脈のない異性への貢ぎ物代、そんなものは当然にムダづかいです。
1位……必要以上のデータ量を契約している携帯代
2位……生命保険の不要な保障
3位……当たり前に利用してしまう割高なデリバリー代
4位……契約して忘れてしまっているサブスク代
5位……週に1度しか乗らない自動車の駐車場代、任意保険料
6位……毎朝の習慣となっているラテマネー
7位……意味のない飲み会の交際費、タクシー代
8位……毎日の外食ランチ代
9位……過剰なまでのお酒代、タバコ代
10位……下ろすたびに引かれるATM手数料
いかがでしょうか? いくつか、思いあたる項目があるのでは?
ほかにも、こんなものがあげられます。
・ポイントめあてにかえって支払いが増えるクレジットカード払い・ほとんど行かないスポーツクラブの月(年)会費・活用できていないオンラインサロンの会費・定期的に届くサプリメントや飲料水代・行きすぎなまでの娯楽費・捨てられないものを預けておく貸し倉庫代状況によりますが、基本的にすべて「浪費」に該当するものです。あなたご自身も分かっているようにすべてムダですから、ザクザクと積極的に削り落としてください。それだけでも、収入アップへの第一段階は完了です。また、借金(キャッシングやクレジットカードでの分割払い)の利息、ギャンブル(パチンコや競馬)などの遊興費、脈のない異性への貢ぎ物代、そんなものは当然にムダづかいです。
・ポイントめあてにかえって支払いが増えるクレジットカード払い
・ほとんど行かないスポーツクラブの月(年)会費
・活用できていないオンラインサロンの会費
・定期的に届くサプリメントや飲料水代
・行きすぎなまでの娯楽費
・捨てられないものを預けておく貸し倉庫代
状況によりますが、基本的にすべて「浪費」に該当するものです。あなたご自身も分かっているようにすべてムダですから、ザクザクと積極的に削り落としてください。
それだけでも、収入アップへの第一段階は完了です。
また、借金(キャッシングやクレジットカードでの分割払い)の利息、ギャンブル(パチンコや競馬)などの遊興費、脈のない異性への貢ぎ物代、そんなものは当然にムダづかいです。

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