絶滅危惧種の動かない鳥、高知へ 国内初の繁殖目指す

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那須どうぶつ王国で飼育されているハシビロコウの雌「カシシ」(同園提供)
栃木県那須町の那須どうぶつ王国は1日、動かない鳥として知られる絶滅危惧種のハシビロコウの雌1羽を、繁殖のため、高知県香南市の高知県立のいち動物公園に移送すると発表した。移送は12月18日を予定している。飼育下での繁殖は難しく、成功は世界でも2例しかない。国内初の繁殖を目指す。
ハシビロコウはアフリカの湿地帯などに生息する体長約1.2メートルの大柄の鳥で、大きなくちばしが特徴。那須どうぶつ王国によると、野生の生息数は数千羽まで減少し、国内では日本動物園水族館協会(JAZA)に加盟する5園で計10羽が飼育されている。

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