「感性疑う」しまむら 子ども服のデザインが“男性差別商品”と大炎上…同社が取材に答えた「反論」

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7月29日、衣料品チェーンのしまむらグループが展開する、ベビー・子供用品の専門店「バースデイ」が販売開始した商品が波紋を呼んでいる。
その商品とはジョークとアートを掛け合わせたユーモラスさが人気の現代美術作家・加賀美健氏(50)とコラボしたTシャツや靴下、ヘアバンドなどだ。同社は23年10月にも加賀美氏とのコラボ商品を販売。商品によっては発売後すぐに売り切れるなど人気の高いコラボだという。
同社は28日、この商品を《加賀美健さんの新作アイテムのご紹介です。今回はいつものフレーズシリーズに加え小さな子供の言い間違えシリーズなどなど新しいデザインが盛り沢山》と公式Xで宣伝。この投稿に、《パパはいつも寝てる》《パパは全然面倒みてくれない》などのフレーズが書かれたTシャツや靴下が画像付きで紹介されており、リプライ欄には疑問の声が多く寄せられている。
《バースデイ好きでしたが、今回のデザインにOKを出した感性は疑います》《「ママは全然面倒みてくれない」って書かれてたら母親はまぁまぁ白い目で見られるのにパパだったら良いのか?》《堂々と男性差別商品を売りに出すのマジでおかしいよ、バースデイ》
これらの反響を受け、本誌がしまむらの企画室担当者に取材を申し込んだところ、メールで回答があった。
まず、ネット上で疑問の声が相次いでいることを受け、今回の商品に問題があったと感じているかを聞いたところ、《該当商品について、育児に携わる男性や性差別を意識した企画ではございません。お子様との日常の風景やコミュニケーションを意図した企画です》との回答が。
また、反響については、《お問い合わせは来ていますが、具体的な件数や内容についてはコメントいたしかねます》《様々なご意見があることは承知しております》とのことだった。
「バースデイ」公式Xの説明文には、《全国の子育てママ・パパを、応援していきます!》との文言が書かれているが、応援する対象からパパが外されていないことを願う。

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