暑さの影響で野菜の常温保存に注意 ジャガイモで死に至る恐れも 野菜ソムリエがすすめる対処法

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名古屋は、25日も猛暑日となりました。このところの暑さでは、常温保存の野菜にも注意が必要だといいます。
じとじと、蒸し蒸し。 体にまとわりつく湿気が、体力を容赦なく奪います。 25日の名古屋は、2日ぶりに最高気温が35度を超え、湿気がこもって不快な暑さに。 この暑さに対して、街の人は―― 「暑いですね。身にこたえますね」(70代) 愛知県と三重県には熱中症警戒アラートが出ていて、引き続き警戒が必要です。
ダメージを受けるのは、人間だけではありません。 Q.野菜の保存方法は 「野菜は、すぐに冷蔵庫に入れる。すぐに悪くなってしまうので」(街の人) このところの暑さは、“野菜の常識”にも影響を及ぼしています。 野菜ソムリエがいる青果店で、話を聞いてみました。 「2日くらいもっていたのが、1日でダメになってしまうとか、今まで常温保存ができたものが、常温保存だとダメになってきていて。冷蔵庫に入れてほしいものが最近増えてきている」(野菜ソムリエの資格を持つ 大権商店 森輝夫店長)
森さんによりますと、野菜の常温保存の最適な温度は15℃程度。 連日の猛暑で、日の当たらない暗い場所ならば大丈夫と思っていた野菜が、次々とダメになっているといいます。 Q.具体的に保存方法が変わった野菜は 「じゃがいも、玉ねぎ、ニンジンは常温保存でよかったが、入れられるなら冷蔵庫の野菜室に入れるのがベスト。玉ねぎは、こういう袋に入っていると、中の温度が上がってしまうので、袋から開けて保存する。これだけでも違う」(森店長)
ただ、じゃがいもの場合は、もうひと工夫必要です。 「じゃがいもが包装された袋を開けてしまうと、蛍光灯のライトなど光に当たると、ソラニンが出てしまう」(森店長) Q.蛍光灯でもダメ 「ダメですね」(森店長) ソラニンは、じゃがいもの芽などに多く含まれる毒素です。 多く摂取してしまうと、嘔吐や頭痛、めまいなどの症状が起き最悪の場合、死に至る可能性もあります。 「野菜室も、ライトがつくことも多々あると思うので、こういうのは紙袋に入れる。その一手間がやはり大事なので、買ったあと、そのままポンとするのではなく、どの野菜も保存の仕方があるので、この猛暑の中でも保存期間がいくらか変わってくる」(森店長)

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