猛暑しのぐのは何色の服?科学的に検証 「白」の次に涼しい「黄」 「深緑」は要注意

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猛暑をしのぐために適切な服の色が、科学的に示されました。
22日は、1年で最も暑いころとされる二十四節気の「大暑」。東京は今年一番の暑さとなりました。
皆さん、あの手この手で対策をしています。
一方、こちらは…。
日本よりもさらに暑い南米の国・パラグアイ。ちなみに、色のバリエーションはほとんどないといいます。
やはり、暑さをしのぐには「白」が一番ということなのでしょうか?
そのことを科学的に検証した論文が今月、発表されました。タイトルは「気候変動に適応するための衣服の色」。書いたのは、こちらの研究者です。
カラフルなシャツをまとい、温度計片手に街を行く、国立環境研究所の一ノ瀬さん。意外な結論を導き出しました。
気温30℃の屋外で様々な色の服を5分程度日光に当て、表面温度を計測した実験の画像。深緑色と黒色のシャツの温度が特に高くなっていて、多くの部分で45℃を超えています。
太陽からのエネルギーの吸収率は黒よりも深緑の方が高かったといい、猛暑の日には選ばない方が良さそうです。
一方、「涼しい色」については、白が一番ですが、黄色もかなり低いことが分かりました。赤もそこまで温度は上がりません。
もちろん、体に感じる温度は服の色だけでは決まらないため、総合的な対策が必要です。
(「グッド!モーニング」2024年7月23日放送分より)

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