パトカーの追跡から逃れようと、通行禁止の商店街を暴走する車の瞬間映像をFNNが独自入手した。
これは16日午前4時半ごろの新潟市中央区の商店街の様子。この時間帯は車の通行が禁止されている。
しかし次の瞬間。ものすごい勢いで現れた軽自動車が商店街入口のバリケードを避けて侵入してきた。すぐ横にあったベンチを破壊しながら、ムリヤリ通過して行ったのだ。
すると、後ろからパトカーがやってくるが、軽自動車は追跡から逃れようと猛スピードで商店街を暴走する。歩行者を轢きかねない危険な走行だ。
パトカーは、追跡は危険と判断したのか商店街には入らず、Uターンをして迂回していく。
200mほど通路を走行した軽自動車は、再び大通りに出て逃走を続けた。
事件の発端は、交差点で赤信号を無視した軽自動車をパトカーが発見したこと。しかし軽自動車は止まることなく逃走し、パトカーを振り切ろうと、通行が禁止された商店街へ左折して入り、ベンチを破壊して更に逃走を続けたという。
普段から買い物客などで人通りの多い商店街。破壊されたベンチは見るも無惨な姿に…。太い金属の足がひしゃげて、地面のコンクリートは地割れのように盛り上がってしまっている。
逃走した軽自動車は、その後どうなったのか。
警察によると、この事件の数時間後、“軽自動車の運転手”と名乗る男が出頭したという。男は調べに対し、「逃げた車を運転していた、ベンチにぶつかった」と話し、警察は逃走した理由など詳しく調べている。（「イット！」 7月1７日放送より）